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ハイシャの理論 [ちょっとまじめな話]

週末はキツかった。
パンパンに腫れあがるし、痛み止めを飲んでも重~い痛みが取れないし。
寝ることもできずに苦しんだが、やっと日中は我慢できる程度にまで落ち着いてきた。
これが完全治癒すれば、晴れて全ての治療終了となるので、ちょっとした清々しさすら感じる今日この頃だ。

そういえば、手術を受ける前に高校の同級生で歯医者をやってる親友に相談したところ、彼の回答はこうだった。

「抜いた方がええかもしれんけど、俺なら抜かんかな。なにより、自分では絶対にやらないし、やるとしても口腔外科の専門の先生に執刀してもらうわ。患者心理って、例えば万が一麻痺が出てしまったら、歯医者がやったらその歯医者を責めるけど、専門の口腔外科の先生にやってもらって、それでも後遺症が残ってしまったら、まあ仕方ないっていう気持ちになるもんやし。」

確かに、それは言えてる。
自分のケースだって、腕が確かな口腔外科の専門の先生にやってもらえるからこそ決断したのであって、おそらく普通の街の歯科医院だったら抜かなかっただろう。

これってまさにブランドマーケティングのロイヤリティと同じ話で、「この会社の商品だったら買ってみよう」とか「この会社のサービスをずっと受け続けたい」というものと同じだ。
Awareness→Memory→Trial→Usage→Loyalty なんていうAMTULモデルなんていう言葉もあるが、実際Loyaltyを持ってもらうレベルに行くには、単にいい商品・サービスを作りました、コストパフォーマンスがいいですよ、なんていう作業だけでは到底たどり着けない。
R&D、製造、デザイン、物流、購買、財務、人事、法務、チャネル、広告・・・およそ全ての企業活動とそれに関わる従業員それぞれが同じビジョン、コーポレートフィロソフィを持たなければならない。

それは経営理念とも言えるものであり、本来その直下にあって上記の各業務を一気通貫する業務がマーケティングなのだと思う。
残念ながら、うちの会社を含めて多くの企業がマーケティングという名の部署で、商品のみ、戦略のみを担当しているというケースが多いと思うが、本当はマーケティングの意識は顧客と接する営業を中心とした全社員が持つべき意識、スキルなのではないかと思う。

それができれば、今はやりのCRMもとりたててイニシアチブ化することなく実践できるだろうし、自然と顧客創造型のビジネスモデルから顧客維持型のビジネスモデルへ推移していくのだと思う。

でも、実際には非常に難しい。
特に、金融業界は商品に形がないので、社内の部署一つとってもある商品に抱いているイメージは人それぞれということが往々にして起こりがちだ。

もし自分だったら、こういう意思決定をするべきだと思う、こんな組織改編をしてみたい、というシャドーボクシングは常に思い描いているし、自分の業務の中で変えれる部分は少しでも変えてみるようにしているが、こういう試行錯誤をこれからもずっと続けて行くんだろう。
でも、それこそが文系ビジネスマンの楽しみだったりするけど。

話は変わって、就労ビザ。
風雲急を告げる・・・って既にスケジュールは遅れがちだったわけだが、ここに来てちょっと前進の感あり。
今月末もしくは来月頭にフランスへ旅立つというプランが一気に現実味を帯びてきた感がある。

ただ、いざ現実味を帯びてくると、まだまだやらなければならない諸手続きが山積しているのに気づく。
転居手続きに、銀行口座の取りまとめ、加入している保険の切り替えに、年末調整、固定資産税とか住民税の手続きに、奨学金の手続き、子供の予防接種に、引越に、フランスの家の公共料金のアクティベーション、インターネット・電話回線の手続き・・・。

まあ、全部自分でやんなきゃだめなわけだけど、こういう緻密な事務手続き、苦手なんだよなぁ。


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