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Still Of The Night [ちょっとまじめな話]

なんだかまだ気の流れは、京都盆地に降りた冬の冷気のように底冷えのする低空飛行だ。

まず、朝。
9時からのテレコンをしっかり準備するべく真っ暗なパリを朝早く出ると通勤途中でBlackberryに相手から、「急な家庭の事情で会社を休まざるを得ないのでリスケしたい」との連絡。
ま、それはもちろん仕方ないし、それならそれで別の仕事もできるので問題なし。

で、肉を食いたくない体調の日に限って、社食のメニューはすべて肉満載。
仕方なく鴨のローストをたのんで付け合わせのラタトゥイユを食べる。

その後仕事がいまいち乗り切らない感じで進み、8時頃退社。

週末に日本のカレーを作って、うどんと出汁の素を買っていたので、楽しみにしていたカレーうどん食うぞ~と帰ってきて玄関開けると、ちょっと変なにおい。
あ、カレー腐ってる。

コレクティブヒーティングで常に家じゅうが暖かいのはいいのだが、その副作用がモロにカレーを直撃。
仕方なくゴミ袋に入れようとしていると、鍋から腐ったカレーをこぼして床の絨毯に。

はぁ~、と思って絨毯を洗濯機にかけようとしていて、粉洗剤を落としてまき散らす。
これこそ、リアル「どんだけぇ~。」だ。

結局掃除機をかけて、晩飯はインスタントラーメン日清麺の達人を作ることに。
麺をゆでて、その熱湯でスープを作ろうと、浅いドンブリ(これしかなかった)に調味料を入れて熱湯を注いだら、余裕でハーフパイプのように湯が逆の手に着地。
ここで落としたら食うもんなくなるので、熱湯コマーシャルなら優勝もんのガマンで耐えしのぎ、無事ラーメン完成。
まあ、ラーメンは美味しかったので、よし。

しかし、なんだかな~。
ま、こんな時もありますわな。

その後風呂にぼーっとつかって、海外勤務が終わったら何したいかな~なんて考えてた。
特に意識せずに思ったのが、「あ~、営業してぇ~」ってこと。
そうなんだよな、やっぱりゴルフよりも野球なんですよ。
止まってるものを打って、決められた打数の中で如何に自分と戦うかというのよりも、攻守を替えながら1球勝負の駆け引きを続ける野球なんですよ、魅かれるのは。

といっても、一介の営業マンにまた戻るってことではない。
別に見下した言い方をしたわけではないが、折角パリに来て千載一遇の真にグローバルなマーケティングを経験しているわけだから、それを生かした営業をしていきたい。
となると、やっぱりBtoBビジネスなんだよな。
そして、商品をただ売るのではなく、“売れるしくみ”を売る仕事。
敢えてひらがなでしくみとしたのにも意味があるが、営業とは言いながらもこれはビジネスシステムの企画立案そして導入、維持管理、改善というサイクルフローに関わる仕事をしたいということだ。

こちらに来て、他の国の色々な報酬制度、ビジネスシステム、商慣習等を調べていくうちに、少しづつこれまで日本で疑問にすら思わなかったことが沸々と「あ、これ変だわ」と思い当たるようになってきた。
商品もそうだし、売り方もそうだし、コミッション制度にしてもそう。
別にそれが悪いわけではなく、日本では当たり前すぎて目的と実態の乖離に気付けなかったというだけなのだが。

突然ふと思ったが、なんか三国志の蜀の武将ってそのまま企業組織にも当てはめやすいな。
力押しで突破力のある張飛はリテール営業、武術にもたけながら戦略的思考も持ち合わせる関羽はBtoBビジネス、策を練らせれば右に出る者のいない諸葛亮は企画職、そしてカリスマとリーダーシップで組織を統括する劉備がマネジメント。
そこに若手のホープ的な超雲や相談役(顧問?)の黄忠がいたりと、まさに企業組織そのものじゃないですか。
だからこそ未だにビジネスマンに読まれ続けているのだが、方や義理と人情が多くを占めるオリエンタルな物語が未だに経営指南書として売れ続けていることにも日本文化や日本語の非論理性が垣間見える気がしないでもない。
なんだかんだ言って、結局誠意や精神力や気合いかよ!ってことなのだが、こうして気合いが欠落した状況になると、やっぱりそれが大事なんだよなと改めて気づくなあ。

とにかく、とりあえず明日の夕方に病院の予約が早まって取れたので行ってきます。


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