Parisでの家探し~帰国 [Parisへの移住]
結局パリでは滞在しているホテルにフリーPCが無く、町中にもインターネットカフェが無かったのでBlogの更新もできなかった。
それ以前に、次の上司や人事とのミーティングや家探しで忙しく、あまり時間もなかったけど。
それでも街中や見に行った家で写真を撮ったので、文の合間に時系列順に掲載してみる。
あまりに多いので、特に1枚ずつ説明したりはしませんのであしからず。
ついて初日は、次の上司とミーティングを行った。
赴任後に座るであろう席も用意されており、一安心。
オフィスの間取りは日本とは全く異なっており、平面にみんなが机を一面に並べているなんて光景は向こうには無い。
基本的に各人が各人の区切られたスペースを持っており、デザインも部屋やフロアごとにさまざまだ。
次の仕事は、概ねこれまで聞いていたものと差異はなかった。
日本でのキャリアも生かせる上で、さらに新たな部分にチャレンジできるという意味で、非常に興味が持て、一刻も早く実際に働きたいという想いを新たにした。
まあ、問題はimmigrationのスケジュール。
これが現在どういう状況なのか、それは火曜日に人事から説明を受けることに。
月曜日の夜はこれまで3年間マーケティングでお世話になった上司とシャンゼリゼ通りの近くでディナー。
日本での今の職場に異動させてくれた人であり、今月からパリで働いているのだ。
直接同じチームではないが、同じ部門で働くことになる。
そういう人が近くにいてくれるのは、心強い限りだ。
火曜日は、朝から人事とミーティング。
6月に異動が決まってから初めて、待遇面での説明を受けた。
正直な感想としては・・・。
エキスパット(日本語で言うと、駐在員?)扱いなので福利厚生や住居、その他サービスは非常にいい。
ただ、実際の給与自体は為替レートの影響をモロに食らうので、なんかちょっと損した気分。
2年前に異動になってれば130円前後だったレートが今や160円以上だもんな。
これで赴任が終わるころに1ユーロ90円とかになってたらシャレにならん。
まあ、そうなったら日本に帰らずに他の国で働くのもいいだろう。
個人的には、パリの次にもう1ヵ国ぐらい経験してから日本に帰ってきたい。
今のところ、UKが第一希望。理由はまた後日。
肝心の、Working VISAはというと・・・こ、これが誤算。
これまで聞かされていなかった状況があり、11月からの赴任はほぼ不可能。
おそらく12月中旬から働き始められるということになりそうだが、そうなると今アサインされる予定になっているProjectを担当できるかどうかはわからない。
ただ、VISAの取得は個人で頑張ってもどうにもならないエリアであり、基本的に文句を言ってどうなるもんでもない。
ただ、これまでの経緯については責任の所在を明らかにしなければならないだろう。
そういう手続きは苦手やけど。
水曜と木曜日はひたすら家探し。
日本の家と違って、外観、内装、間取り、部屋の雰囲気、キッチン、トイレ、風呂場、全てがそれぞれのアパートでユニークで、決めるのはむちゃくちゃ難しい。
しかも、すべての家にはPros/Cons(メリデメ?)がはっきりと存在しており、全てにおいてパーフェクトだという家は1件もなかった。
たとえば、ある家はリビングが50㎡近くもあるが内装が古かったり、ある家は内装が素晴らしいけれどヒーティングシステムがElectrical individualだったり。
パリは寒さが厳しいため、ヒーティングシステムには特に注意が必要だ。
ヒーティングシステムにはCollevtiveとIndividualがあり、前者がいわゆるセントラルヒーティングで後者が各住居ごと(そして各部屋ごと)に、暖房装置があるシステムだ。
しかもガスと電気がある。
一番大切なのは、ヒーティングコストが家賃に含まれているか、個人負担なのかということ。
in chargeの場合は問題なしだが、電気で個人払いとなると大体冬場は月々170ユーロ程かかるそうなので、約3万円近く。
これは大きい。
部屋に関しては、正直リビング+2部屋程あれば事足りるのだが、どの家も結構部屋は多かった。
しかもどの部屋にもベッドが置いてあり、日本人的には違和感がある。
でも、フランスでは子供は両親と別の部屋で寝るのが当たり前なたため(赤ちゃんのころから)、それが普通なのだ。
あと、やっぱり日本と違うのは水回り、特に風呂。
家によってはシャワールームを入れると風呂が3つあったりするが(何でそんなに必要なのかがわからん)、当然どの風呂にも床に排水溝が無い。
ということは、バスタブの中で洗って、浸かって、完結しなければならないということ。
日本人の醍醐味である「ザブ~~~ン!」という入り方は絶対に出来ない。
もちろんエコ的には日本でもやらんほうがええけど、これは結構切ない。
結局15件程見て一晩考えた後、自分の第一&第二希望をエージェントに伝えてきた。
第一希望は、若干バジェットをオーバーしているため、今後の交渉結果次第となるが、周りの環境がとても住みやすいため、できることならそこに決めたい。
しかし、今回の滞在は前回と違って多少なりともフランス語ができるようになっていたので、食事にしろ、散歩にしろ、家探しにしろ、より多くの経験ができた。
ただ、さすがフランス人なのが、どの家のオーナーと会っても、大体同じだったのが、以下の流れ。
僕(フランス語)「はじめまして、日本から来た○○と申します」
オーナー「はじめまして!フランス語がしゃべれるの?」
僕(フランス語)「2ヵ月間勉強しているのですが、まだ難しくて。英語でお願いできますか?」
オーナー「2ヵ月!? それにしてはうまいねー。でも、OK、英語でいいよ。」
で、以下100%フランス語みたいな。
英語でええってゆうたやん(涙)
その後英語でしゃべりかけても、答えはほぼフランス語。
いやー、さすが。
でも、1週間しかいなかったけど、パリの雰囲気はすごく好きやな。
生活や子育ても、きっと問題なくできるような・・・気がする。
こんばんは。
いつも楽しく拝見しています。
とくに、どの家に決めたのか、
気になりましたので、
ぜひUPしてください。
あと、読んでるだけで痛くなってくる
手術や処置の記録も楽しみにしています。
あと、上の写真の肉料理ですが、
私も同じものを食べました!
肉料理のときはマスタードをねだることをおすすめします。
美味しゅうございます。
ではまたお邪魔します。
by Kate (2007-11-06 22:43)
Kateさん、コメントありがとうござます。
次回はマスタードをねだりまくってみます。
ただ、そもそも肉自体がいまいちだったりしますが・・・。
どの家に決めたかは、ふふふ・・・まだ内緒です。
でもこの写真の中のどれかですので、当ててみてくださいまし。
by TAKKUNN_S (2007-11-07 01:10)