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Big Guys [仕事]

ここ数ヶ月の1番のビックイベントが月・火の2日間で終わった。
パリにあるシャトーで、世界各国の営業チャネルヘッドを集めたボードミーティングだ。
主催はうちチームで、つまりは2日間プレゼンと議論が永遠と続いたというわけ。
終わってみれば会社としても非常に有意義だったと思うし、何より個人的には貴重な経験ができた。

一現地法人で働いていれば、参加者のうち一人と話す機会もそうそうないわけだが、そんな人たちが一堂に会した場で自分のProjectをプレゼンし、方向性について議論し、意志決定がされていく。
各参加者が戦略理論を持っているし、論理的な思考をするし、何よりも営業部隊を率いているリーダーシップをすごく感じる。
そういう人たちが議論を交えて物事を決めていくわけだが、その時間の濃密なこと。

そんな中、2日目の朝からフランス現地法人の社長でグループのトップマネジメントでもあるフランス人が加わったのだが、そのインパクトはすごかった。
それまで十分にオーラが出ていたドイツやフランスのチャネルヘッドが決めた決定事項に参加してすぐ違和感を感じ、本質を突いた質問をズバっと指摘し、結局結論を180度変えてまとめ上げてしまった。
決して権力を盾にしたやり方ではないし、そもそも英語力だけで見ると参加者の中でもかなり低い(失礼)のだが、その場にいた全員が「まあ、これは仕方ないか・・・」と何となく共有していた妥協をピンポイントで探り当て、「それを仕方ないで済ますんだったら、この会議の存在価値はゼロだ。」と言い切った。

状況把握力と、自分を含めた関係者に適度なプレッシャーをかける覚悟と、そのメリハリのきいたリーダーシップには、なる程これをして今のポジションにいる訳だと素直に納得させられるだけのインパクトがあった。

事前準備や調査はできる限りやりつつも、ビジネスにはタイミングが何よりも大切。
その一方で誰しもが決断できるレベルまで情報が集める頃には、機を逸してることがほとんで、だからこそマネジメントは不確定要素がある中で意志決定をせざるを得ない。
そういう状況に日々身を置く人の覚悟と芯の強さを目の当たりにできたのは、いい経験だったなあ。

まあ、僕は一度壊れたiPodを買い直すべきかどうかかれこれ1年以上悩んでいるんですけど。
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