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モチベーション [仕事]

今週は疲れた。
上司が東欧に出張だったこともあって、一人でヴァーチャルスクリーンを使ったのべ10カ国との会議も数回こなしたし、大量の資料も作った。
フランスの現地法人に行ってディレクター相手にフランス語でプレゼンもしたし、今日金曜日も22時過ぎまで真っ暗なオフィスで一人働いていた。
でも、何より疲れを感じたのが、昨日のマーケティングの同僚に告げられた事実。

かれは8ヵ月ほど前に銀行からの中途採用で入社してきたのだが、昨日突然告げられたところによると、なんと今日で退職するとのこと。
理由は、彼のディレクターが試用期間(6ヵ月)での解雇を決めたからだ。
とはいえ、彼の仕事の質が低かったかというと、正直仕事上はそれほど緊密な繋がりがなかったのでわからなかったが少なくとも席が近い位置から見ている限り、すごくまじめだしこれまでのキャリアとしても十分貢献できるものを持っていたと思う。
じゃあなぜ解雇かというと、他のフランス人の同僚も同じ認識なのだが、多分に個人的政治的な決断があったように思う。
今週来月からの新組織が公式に発表され、5時間近い部門会議(フランス語オンリー・・・)があった訳なのだが、ここ数ヶ月でこれまでキーパーソンだったディレクターが異動した関係もあってか、なんだか色々勘ぐってしまうような内容になってしまっていた。
職場の同僚も同じような印象を受けたらしく、今日は彼の送別会もあって数人だけの社外ランチに誘われたので色々話ができた。
正直フランス語だったので半分も理解はできなかったのだが、少なくとも同僚の感じていることが日本人である僕と殆ど同じということはわかった。
改めて思うと、こうやってフランス人の中で仕事をして、ともすれば愚痴っぽい内々の会にも声をかけてもらって一緒になって話をするという経験は、ある意味で自分の人生にとっても新鮮だった。

でも、思ったことは、やっぱり組織運営とモチベーションの維持というのは難しいと言うこと。
システムと運用、そのどちらがかけてもダメだし、運用においても多分に関係する人の人間性、価値観が大きく影響するのはどうやら万国共通らしい。

でも今はそんなことより、個人的にも好意的に思っていた彼が(実際うちにも招待したし)彼が辞めたこと、そして実は解雇を昨年末に既に通告されていながらもこの数ヶ月それを誰にも言わずに周りにからず接してくれていたことが、ただただ寂しく切なく感じてしまう。

これまでも思っていたし、そして改めて心に決めたことだが、もし自分が将来日本以外の国に責任のあるポジションで行く機会を得られたとしたら、どんなに大変そうでも少なくとも最初の1年は一人で乗り込まなければならないと言うこと。
気の置けない身近な人と行くと、どうしても現地の人たちとの人間関係が難しくなるし、今回は同じケースではないにしろ、現地の人から見て今回のようなモチベーションの低下につながるような結果につながりやすいと思うのだ。

そんな機会が与えられるかどうかはわからないけど、そうなったときにどうするか、もし自分がディレクターだったらどうするか、それは常に考えながら過ごしたい。

でも、本当に残念だな・・・・。
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