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引越会社変更 [Parisでの生活]

2年10ヶ月に及ぶパリでの生活も、いよいよ残すところあと2週間少し。
来週9月10日の金曜日にはチームがパリ本社内での大々的な送別会も企画してくれているようで、アシスタント曰く50人ほど参加してくれる予定だそう。
お世話になった人たちが快く送り出してくれるのは本当にうれしい。
その一方で、お礼のスピーチ(さすがにフランス語でせねばなるまい&関西人としてウィットも効かさねばなるまい)を完成させるのが何とも言えず心の重荷になってるのも事実だが・・・。

仕事以外では、引っ越し準備や家、電気、水道、携帯、等々の解約手続など、Get Things Doneにしなければならないタスクが盛りだくさん。
とは言え契約関係はエージェントが間に入ってくれるので気分的に楽だが、引っ越しはそうはいかない。
当初パリの人事部から紹介のあった引越業者の中から一社を選んで手続を進めていたのだが、いよいよ具体的な詰めに入ってくるとコミュニケーションに色々問題が出てきた。
この会社はイギリスの会社なのだが、例えば引っ越しする際に家財に掛ける保険のリスト作成方法や引越免税(日本への帰国日の数ヶ月前に買った品物に対する税金還付)の手続で、先方社内のそれぞれの担当者の意見があまりに違う。
例えば一人は引越免税は旅行者に対する免税処置と同じ手続なのでシャルル・ド・ゴール空港で自分で手続をしろといい、もう一人はレシートの上に日本の住所を記載した物があれば可能だといい、違う担当者はそもそも引越免税という制度など無いのでそういった還付は受けられないという。
こちらで知り合って既に帰国した方々(日本の引越会社を利用)から実際に受けた手続と還付された実績を聞いていたので、ある程度正しい答えは知った上での確認だったのだが、これで一気にこの会社への信用度合いが無くなった。
しかも日本国内での配送は別の会社に委託する事を聞いて、さすがに引越会社の変更を決意。
人事部としてはイレギュラー対応になるのでかなり交渉が必要だったが、ただでさえ生活が一変する時期に加えて次の日本の職場で働き始めるまで時間も殆ど無い(帰国から出社までは普通に土日を挟むだけだし)ので、いらん神経は一切使いたくないので、ここは譲れなかった。

結局日本の引越会社に急遽見積もりに来てもらい、即日見積書を発行してもらい、交渉後何とか承認を得れて、一安心。
しかしやっぱり改めて聞くと日本の引越会社のサービスのすごさに驚く。

例えば同じ値段で、パリのホテルからシャルル・ド・ゴールまで、成田から新居までのリムジン送迎は付くし、ビジネスクラスであれば一人90キロまで手荷物許可をJALと交渉してくれるし(なんと結局家族4人で360キロ手持ちで持って帰れることに!)しかも荷物はホテルから日本の家まで全て運んでくれるし・・・フランスのサービスレベルに慣れてしまった感覚からすると、「え、なんでそこまでできるの!?」と驚愕するほどだ。

そしてさらなるサービスは、Euro Caveのワインカーブ30%引きかつ日本での電圧対応。
既にワインはフランス滞在中の儚い趣味と決意していたのだが、さすがに日本との価格差が4倍近くになると思えばその決意も緩む。
でもカーブを買ってしまうと、中に補充するワインに永続的にお金が掛かるわけで・・・。
一番小さいサイズを買うか・・・2~3日悩み抜くことになりそうだ。
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ムッシュ柴田

昨日は、ご馳走さまでした。相変わらず、何もかもが美味しかったです。「靴磨き教室」も、すごく興味深かったし。

日本でも、「いちびりブログ」、期待してますよ。
by ムッシュ柴田 (2010-09-06 23:17) 

TAKKUNN_S

こちらこそあんな貴重なワインを飲ませて頂いて、未だにその余韻に浸っております。そして久々にコメントを頂いた余韻にもしばらく浸れそうです!!

昨日の会があまりに楽しく、ワインもあまりに美味しかったので、早速今日会社の帰りにSaint-Honore通りのEuroCaveに行ってとりあえず見積もりだけ取ってきました。
買ってしまうともうワイン地獄(?)から抜け出せなさそうで怖いです・・・。
by TAKKUNN_S (2010-09-07 05:58) 

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