Pot de départ [仕事]
先週金曜日は職場の同僚がPot de départ(社内送別会・・・というよりは送別カクテルパーティーのようなもの)を開いてくれた。
恐らく一般的には、そして実際にフランスで働く前までは僕自身も、フランス人は日本人に比べてこういう歓送別行事はドライなのかと思っていたのだが、以外とむしろ日本以上に送別や結婚、子供の誕生や本人の誕生日をみんなでお祝いする事が多い。
Pot de départの手配自体はアシスタントがしてくれたので(本当のフランス企業ではこういったお祝い事はお祝いをされる人が全てを手配する必要があるらしいのだが)、僕が実際にしたのは部門内外で呼びたい人のリストを作ったくらい。
とは言え当日まで仕事をしながらも心の片隅でずっと気になっていたのはそこで行うスピーチ。
もちろんフランス語でしようと思っていたのだが、こういった場でしかもジョークも交えながら話すという機会は無かったので構成に頭を悩ませた。
当日はまずはバラバラと集まってくる人たち(もちろんフランスなので時間通りに来る人はほとんどおらず、みんな普通に20分後とかに来る(笑))とシャンパンを片手にこれまでのパリ本社勤務の3年間を振り返りながら談笑し、開始から30分を過ぎたあたりで上司からまずは送辞のスピーチが。
何を話すかは当然お互い当日まで知らせていなかったのだが、彼と働いた2年間のエピソードを色々と織り交ぜながら話してくれたおかげで、自分は忘れかけていたけれど上司にとって印象深かったことなどを改めて気付かせてもらった。
そしていよいよ答辞のスピーチ。
ストーリーとしては、「時間の流れというのは早いもので、パリに来たときに2歳と4ヶ月だった息子と娘が既に5歳と3歳になり、今では日本語はペラペラしゃべるしフランス語も少し話すようになった。そして最近は毎日パパに対して"Pourquoi?(どうして、なんで?)"と問いかけてくる。
例えば・・・どうしてパリには美味しいマグロの美味しいお寿司が無いの?(フランスの生活の疑問を列挙)。そして、思えば僕もパリに来たときには毎日がPourquoiの連続だった。どうしてミーティング開始時間に誰もいないのか?(フランスのビジネス習慣に関する疑問を列挙)。でも今ではすっかりそのPourquoiへの答えを身につけてしまったので、次に日本に帰ったら今度は日本の同僚から見て僕自身がPourquoiな存在になってしまうかもしれないけどね。でもそれがパリ本社のアンバサダーになるってことでしょ?」みたいな流れ。
そしてその後チームメンバー一人一人にメッセージを延べ、拍手喝采の中無事終了。
無事終了した後は、チームメンバーだけでワインバーでさらなる送別会を開催してくれた。
これまでチームで飲みに行くなんて事は年に1回あるかないかくらいの頻度だったのだが、行ってみると楽しくて深夜12時前の解散を迎える頃には視点が定まらないほどに酔っ払ってしまった。
でも、最後に飲んだシャンパンが今まで飲んだ中でトップ3に入るほど美味かったのは鮮明に覚えている。
確かシャルドネが52%、残りがピノムニエとピノノワール半分ずつだったと思うのだが、コクがある中にも果実味がたっぷりで美味しかった。
終わってみると、始まる前までは少しだけ心理的プレッシャーになっていた送別会も、これでいよいよパリを離れるんだよなあという実感を伴い、少し名残惜しい感じもする。
今の心境は、うちのベランダからパリ16区の街越しに見える夕焼けみたいな感じかね。
恐らく一般的には、そして実際にフランスで働く前までは僕自身も、フランス人は日本人に比べてこういう歓送別行事はドライなのかと思っていたのだが、以外とむしろ日本以上に送別や結婚、子供の誕生や本人の誕生日をみんなでお祝いする事が多い。
Pot de départの手配自体はアシスタントがしてくれたので(本当のフランス企業ではこういったお祝い事はお祝いをされる人が全てを手配する必要があるらしいのだが)、僕が実際にしたのは部門内外で呼びたい人のリストを作ったくらい。
とは言え当日まで仕事をしながらも心の片隅でずっと気になっていたのはそこで行うスピーチ。
もちろんフランス語でしようと思っていたのだが、こういった場でしかもジョークも交えながら話すという機会は無かったので構成に頭を悩ませた。
当日はまずはバラバラと集まってくる人たち(もちろんフランスなので時間通りに来る人はほとんどおらず、みんな普通に20分後とかに来る(笑))とシャンパンを片手にこれまでのパリ本社勤務の3年間を振り返りながら談笑し、開始から30分を過ぎたあたりで上司からまずは送辞のスピーチが。
何を話すかは当然お互い当日まで知らせていなかったのだが、彼と働いた2年間のエピソードを色々と織り交ぜながら話してくれたおかげで、自分は忘れかけていたけれど上司にとって印象深かったことなどを改めて気付かせてもらった。
そしていよいよ答辞のスピーチ。
ストーリーとしては、「時間の流れというのは早いもので、パリに来たときに2歳と4ヶ月だった息子と娘が既に5歳と3歳になり、今では日本語はペラペラしゃべるしフランス語も少し話すようになった。そして最近は毎日パパに対して"Pourquoi?(どうして、なんで?)"と問いかけてくる。
例えば・・・どうしてパリには美味しいマグロの美味しいお寿司が無いの?(フランスの生活の疑問を列挙)。そして、思えば僕もパリに来たときには毎日がPourquoiの連続だった。どうしてミーティング開始時間に誰もいないのか?(フランスのビジネス習慣に関する疑問を列挙)。でも今ではすっかりそのPourquoiへの答えを身につけてしまったので、次に日本に帰ったら今度は日本の同僚から見て僕自身がPourquoiな存在になってしまうかもしれないけどね。でもそれがパリ本社のアンバサダーになるってことでしょ?」みたいな流れ。
そしてその後チームメンバー一人一人にメッセージを延べ、拍手喝采の中無事終了。
無事終了した後は、チームメンバーだけでワインバーでさらなる送別会を開催してくれた。
これまでチームで飲みに行くなんて事は年に1回あるかないかくらいの頻度だったのだが、行ってみると楽しくて深夜12時前の解散を迎える頃には視点が定まらないほどに酔っ払ってしまった。
でも、最後に飲んだシャンパンが今まで飲んだ中でトップ3に入るほど美味かったのは鮮明に覚えている。
確かシャルドネが52%、残りがピノムニエとピノノワール半分ずつだったと思うのだが、コクがある中にも果実味がたっぷりで美味しかった。
終わってみると、始まる前までは少しだけ心理的プレッシャーになっていた送別会も、これでいよいよパリを離れるんだよなあという実感を伴い、少し名残惜しい感じもする。
今の心境は、うちのベランダからパリ16区の街越しに見える夕焼けみたいな感じかね。
2010-09-13 06:49
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