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2011~2012年冬休み家族旅行@ソウル(1~2日目) [旅行]

2011年の年末年始は、ここに来て情勢が急に不安定化してきた韓国で初の海外年越しをすることに。
事の発端は義理の父親が家族で(というより孫達と)旅行したいと思い立ち、そこに非常に実行力のある義理の母親が即決で旅行を手配し、特段プランニングに参加するまでもなく決まってしまった。
とは言え、そんないきさつもなければ韓国へ行くなどという選択肢はなかなかないので、本当感謝してます。

スケジュールとしては我が家4人が2日ほど早めにソウル入りし、後ほど義理の父母と妻の妹とその娘(3歳)と現地で合流することに。

羽田空港から空路2時間であっさり着いた、人生初韓国は・・・むちゃくちゃ寒かった。

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それでも一週間前と比べると随分ましだったそうだが、最低気温は大体マイナス5~10度といった感じ。
飛行機が金浦国際空港についたのは既に夜10時を回っていたので、夜の底冷えする寒さが身にしみた。
コートにマフラー、手袋をしていてもその上から冷気がしみこんでくる感じ、カナダ旅行以来かも。

意外だったのは町中にある日本のコンビニ。

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ファミリーマートとセブンイレブンはかなり進出しており、店舗内も日本のそれと大差ない。
企業の国際進出という点では大したモンだと思うが、街の景観の同質化という点では賛同しかねるな。

ホテルは明洞(ミョンドン)という渋谷のセンター街のような繁華街のど真ん中の雑居ビル7階にある民宿(?)で、韓国好きの義理の母がよく利用するホテルらしい。
最初入り口が雑居ビル過ぎて分からなかったが、中に入ってみるとオンドル(床暖房)のきいた正方形のワンルームホテルで、久しぶりに布団で寝ることに。
その日はお店もほぼ閉まりきっていたので、ホテル前の屋台でトッポギを買ってビールのおつまみに食べてみたが・・・これが異様に激辛。しばらく寝れなくなってしまった。

2日目は、海外の地下鉄フェチ(?)の我が家としては早速ソウルの地下鉄を利用。
外国なのに券売機の選択肢に日本語があるのに違和感があるが、最初日本語で調べてみても切符の買い方がよく分からない。

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結局近くにいた韓国人に教えてもらって買ったのがこのプラスチックのカード型切符。

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最初は「え、これが切符?」と訳が分からなかったが、この切符は到着した駅の改札の外にある機械に通せば保証金500ウォンが払い戻される仕組みになっている。
ちなみに500ウォンは日本円で35円程度なのだが、この為替感覚がヨーロッパのユーロよりも慣れるまで難しい。
滞在時の両替レートが大体1万円=147,000~148,000ウォンくらいだったので、ウォンを円換算するためには100で割って7倍するといった感じ。
コンビニやレストランでも普通に数万ウォンになるので、慣れるまでどれくらい高いのかがさっぱり分からない。
でも、物価のうちとくにタクシー代と外食費は日本の半分~3分の一といった感じで、非常にリーズナブルだった。

そして何より、食事が美味しい。
例えば2日目のお昼に行ってみた東大門(トンデムン)のそばの裏路地で何気なく入ったお店。

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お店に入って席が決まるなり、コートを脱ぐ前に既に鍋が目の前のガスコンロに登場。

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鍋には鶏が丸々一羽入っていたのだが、店のおばさんが慣れた手つきでその鶏肉をばしばしはさみでぶった切っていく。
食べてみて知ったが、これはタッカンマリという韓国料理らしい。

で、後は付け合わせのトッポギを入れて煮えてきたら専用のつけだれにつけて食べるのだが・・・

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これがハッキリ言って激うま。
「え、何これ!?」と家族で顔を見合わせるほど鶏肉とつけだれが旨い。
ちなみにつけだれはテーブルの上に置いてある唐辛子味噌、マスタード、韓国醤油(?)、酢にニラとニンニクを入れて自分で作る。

そしてまた鶏肉を食べ終えた後のうどんのうまさといったら。
洗面器みたいな鍋でスープを継ぎ足しながらガンガン煮詰めるように煮込んでいくので、鶏の出汁を限界まで引き出すような、濃厚そのものの鶏スープができるので、まずいわけがない。

家族四人たらふく食べてビールも飲んで、日本円換算2,000円強。安っ。

そのまま東大門市場に入ると、そこはもうまさに"ザ・アジア"な屋台の世界。

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日本ではまず見られない光景で、活気の良さとドンキホーテもびっくりな食材の圧縮陳列に圧倒される。
そして市場を抜けると、このあたりはソウル市内にありながらもまだまだ再開発がされていないエリアということもあり、急に戦後の闇市のような通りが続いていたりする。
このあたりも、日本よりもよりアジア的なイメージが強い。

その後は腹ごなしを兼ねて朝鮮王朝の王宮である景福宮(キョンボックン)へ。

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入ってみると、かなり広大な敷地に再現された王宮の建物が点在しているのだが、博物館的な展示はそれほど多くなく、敷地内を散歩するといった要素が強い。
そして外は極寒で、足元の砂には氷が張っているところも多い。

体が芯まで冷え切ってしまったので、お茶でも飲もうと今度は賑やかな仁寺洞(インサドン)へ。
韓国の伝統茶を飲んだ後は(柚子茶は美味しかった)、そのまま早めの夕飯へ。

夫婦共に、通りにある適当な飯屋には決して入らないのがポリシーなため、美味しそうな店を見つけようとぐずりはじめたちびコンビをなだめながらあっちこっちへ歩き回る。
かなり奥まった小道に入ると、前から歩いてきた韓国人のおばさんが「何を探してるの?」と片言の日本語で話しかけてきたので、美味しいお店を教えてもらっていざ突入。
韓国ではこういった道行く人から片言の日本語で話しかけられるケースが結構多くて、人と人とのコミュニケーションに関しては日本よりも暖かみを感じることが多かった。
もちろん反日感情はあるだろうし、僕自身も韓国という国は正直好きでは内面もかなりあるのだが、実際に行ってみて何となく肌で感じたのは、「日本は嫌いだけど、日本人や日本の文化は嫌いじゃない」といったような複雑な国民感情。

話を晩飯に戻すと、入ったお店はホルモン焼き専門店。
そして困ったことに日本語は全く通じず、メニューを見てもハングルだけでさっぱり意味不明。
幸い若い女性店員が多少英語ができたため、何とか食べたいものを注文できた。

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2日目から生ものは一瞬躊躇したが、ここのレバ刺しは厚切りで美味しかった。
やっぱり旅行に来たら路地裏の地元の店に行くのが楽しい。

既にこの時点で旅の目的は完全にグルメツアーと化していた・・・3日目に続く。

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