昇格異動 [仕事]
先週水曜日に、正式に2014年1月1日付けでの異動の内示を受けた。
異動先は、5つあるうちの営業本部の一つで役職は部長への昇格を告げられた。
数日前に昇格面談だけは先に行っていたため、昇格の可能性があることは分かっていたが、正式に社内で最年少での部長職を拝命することとなった。
内示を受けた時の心境は、想像していたよりも自分自身が淡々としている事に気づいた。
今の部署では既に4年目に入っていたし、近いうちに自分自身でも次のステップに挑戦しなければならないと感じていたこともある。
でも、一番の理由は、ここ最近自分自身のキャリアへの考え方が変わってきたからだと思う。
その変化の理由を整理するためにも、この3年間の仕事について少し書いてみたい。
今の仕事は今度異動する先とは別の営業本部の中で営業企画を担当するグループマネージャー、いわゆる課長職だが、このポジションは僕が3年のパリ本社勤務を終えて帰ってきたときに新設されたもので、当初はマネージャーの僕とチームメンバー2人という3人の小さな部署だった。
ビジネス的にも部門的にもどちらかというと会社の本流からは外れた若干マイナーな部署だったこともあり、当初は自分の所属する部門(約100名)の基盤造り、生産性向上のための取り組み、新たな販路の開拓などに注力していたのが1年目だった。
もちろん東日本大震災への対応という大きな変化もあったが、会社全体の対応に併せて自部門をコントロールするという対応が中心だった。
1年目での取り組みがそれなりに功を奏したこともあり、担当するビジネスでは業界トップシェアを獲得するなど、それなりの成功があったのだが、2年目の途中で突然環境が激変する。
欧州危機に端を欲するマーケット環境の急激な悪化で、昨日までトップシェアを目指してそして維持してきたビジネスの収益性が一気に悪化したのだ。
その結果、悪い意味で社内での注目度が一気に上がり、連日トップマネジメントや海外の関連部門と激しい協議を行う日々が続いた。
そして、その結果として既存の積み上げてきたビジネスモデルを激的に転換しなければならないと決断し、新たなビジネスのための突貫でのインフラ整備のため、社内でも異例の額の投資額を伴うプロジェクトをリードすることとなった。
そこからは今日に至るまで、競合他社が数年がかりで相当な投資額で作り上げたインフラとビジネスモデルを10ヶ月で最低限の仕組みがまわるにように整備する一方で、この急激な変化を社長を含めたトップマネジメントから現場の営業担当者や本社の事務スタッフ、さらには派遣社員に至るまでが正しく状況を数字と事実に基づいて理解し、そして自らの行動変革を行うに至るまでとにかくコミュニケーションに心血を注いだ。
そして今、まだ大成功と言える状態ではないが、確実に部門全体が変革を成し遂げようとしている。
今回拝命した新たな職務は、その変革をリードした経験を持ってさらに大きなチェンジマネジメントに取り組むように、会社としてもリスクを取って過去の前例では考えられない任命をしてくれたのだと思う。
それは非常に名誉なことだし、自分にとってもとても大きな転機になることは間違いない。
そんな中、やはり真っ先に頭に浮かんだのは今この変革を一緒に成し遂げようとしている5人のチームメンバーのこと。
ここまで持ってきた以上は大きくビジネスが立ち上がるその瞬間まで一緒に取り組みたかったというのが正直なところ。
もちろん、チームを率いるというのは、この3年間人生で初めて取り組んだわけだが、簡単ではないことを痛感したし、今も日々手探りだ。
特にこの3年間の課長職というポジションは、自分は管理職、部下は非管理職のスタッフという状況であり、日本の難解な労務管理の中で自分の思いをチームメンバーにしっかり伝えた上でチームのモチベーションアップを図りながら会社の期待にも応えていくという難しい舵取りを続けていかなければならない役割だった。
部長になれば部下が課長となるので、これまでとは違った組織管理ができると思うのだが、それはそれでまた新たなリーダーシップスキルを身につけなければならないのだろう。
取りあえずまず今は1ヶ月後の異動が決まり社内でも公表された訳なので、色んな思いが去来しつつもまずは今の仕事をしっかりとまとめ上げ、次の後任者にバトンを渡すことに注力したい。
そして、それが終わった年末年始は、次の仕事に向けた自分自身の準備に使うことになるんだろう。
引き続き忙しい状態は変わらないが、望むところだ。
異動先は、5つあるうちの営業本部の一つで役職は部長への昇格を告げられた。
数日前に昇格面談だけは先に行っていたため、昇格の可能性があることは分かっていたが、正式に社内で最年少での部長職を拝命することとなった。
内示を受けた時の心境は、想像していたよりも自分自身が淡々としている事に気づいた。
今の部署では既に4年目に入っていたし、近いうちに自分自身でも次のステップに挑戦しなければならないと感じていたこともある。
でも、一番の理由は、ここ最近自分自身のキャリアへの考え方が変わってきたからだと思う。
その変化の理由を整理するためにも、この3年間の仕事について少し書いてみたい。
今の仕事は今度異動する先とは別の営業本部の中で営業企画を担当するグループマネージャー、いわゆる課長職だが、このポジションは僕が3年のパリ本社勤務を終えて帰ってきたときに新設されたもので、当初はマネージャーの僕とチームメンバー2人という3人の小さな部署だった。
ビジネス的にも部門的にもどちらかというと会社の本流からは外れた若干マイナーな部署だったこともあり、当初は自分の所属する部門(約100名)の基盤造り、生産性向上のための取り組み、新たな販路の開拓などに注力していたのが1年目だった。
もちろん東日本大震災への対応という大きな変化もあったが、会社全体の対応に併せて自部門をコントロールするという対応が中心だった。
1年目での取り組みがそれなりに功を奏したこともあり、担当するビジネスでは業界トップシェアを獲得するなど、それなりの成功があったのだが、2年目の途中で突然環境が激変する。
欧州危機に端を欲するマーケット環境の急激な悪化で、昨日までトップシェアを目指してそして維持してきたビジネスの収益性が一気に悪化したのだ。
その結果、悪い意味で社内での注目度が一気に上がり、連日トップマネジメントや海外の関連部門と激しい協議を行う日々が続いた。
そして、その結果として既存の積み上げてきたビジネスモデルを激的に転換しなければならないと決断し、新たなビジネスのための突貫でのインフラ整備のため、社内でも異例の額の投資額を伴うプロジェクトをリードすることとなった。
そこからは今日に至るまで、競合他社が数年がかりで相当な投資額で作り上げたインフラとビジネスモデルを10ヶ月で最低限の仕組みがまわるにように整備する一方で、この急激な変化を社長を含めたトップマネジメントから現場の営業担当者や本社の事務スタッフ、さらには派遣社員に至るまでが正しく状況を数字と事実に基づいて理解し、そして自らの行動変革を行うに至るまでとにかくコミュニケーションに心血を注いだ。
そして今、まだ大成功と言える状態ではないが、確実に部門全体が変革を成し遂げようとしている。
今回拝命した新たな職務は、その変革をリードした経験を持ってさらに大きなチェンジマネジメントに取り組むように、会社としてもリスクを取って過去の前例では考えられない任命をしてくれたのだと思う。
それは非常に名誉なことだし、自分にとってもとても大きな転機になることは間違いない。
そんな中、やはり真っ先に頭に浮かんだのは今この変革を一緒に成し遂げようとしている5人のチームメンバーのこと。
ここまで持ってきた以上は大きくビジネスが立ち上がるその瞬間まで一緒に取り組みたかったというのが正直なところ。
もちろん、チームを率いるというのは、この3年間人生で初めて取り組んだわけだが、簡単ではないことを痛感したし、今も日々手探りだ。
特にこの3年間の課長職というポジションは、自分は管理職、部下は非管理職のスタッフという状況であり、日本の難解な労務管理の中で自分の思いをチームメンバーにしっかり伝えた上でチームのモチベーションアップを図りながら会社の期待にも応えていくという難しい舵取りを続けていかなければならない役割だった。
部長になれば部下が課長となるので、これまでとは違った組織管理ができると思うのだが、それはそれでまた新たなリーダーシップスキルを身につけなければならないのだろう。
取りあえずまず今は1ヶ月後の異動が決まり社内でも公表された訳なので、色んな思いが去来しつつもまずは今の仕事をしっかりとまとめ上げ、次の後任者にバトンを渡すことに注力したい。
そして、それが終わった年末年始は、次の仕事に向けた自分自身の準備に使うことになるんだろう。
引き続き忙しい状態は変わらないが、望むところだ。
2013-11-30 22:23
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