SSブログ

トイレのU字工事 [雑談]

やっぱりフランスのサービスクオリティはすごいわ。
いや、日本のそれが質が高すぎるのかもしれないが。

実は、半年以上前からたまにトイレがすごく異臭を放つようになり、アパルトマンのガーディアン(管理人)に相談すると、うちだけではなく全フロアで配管に問題が生じているらしい。
上の階のフランス人夫婦も立ち会って一緒に見てもらったが(ちなみにこの夫婦はすごく優しくて、ちび太とちび子に随分たくさんおさがりのおもちゃをくれたので、ちび太はこの"上のおばちゃん"が大好き)、管理人が壁を触ってみると浮き上がっている石膏の塗装がそのままめり込んで剥がれる。

これは修繕が必要だ!となったのだが、ここはフランス、下水管の全館水漏れといういわば緊急事態にもかかわらず、その後約半年の放置プレイ。
と言っても汚水がそのまましみ出しているわけではないようで、嫌なにおいがする日もあれば、全然問題ない日もあったので、死活問題にまではならなかったが。

そして先月末、ついに工事が開始。
当初は工事担当者が家に来て「2日で終わります」とのことだったので、その間家を空けるのも不安だから、2日くらいならちび太も幼稚園を休ませるか・・・なんて考えていたのが甘かった。

まず、初日。
妻の話によると、11時前頃に何人かでやってきて、1時間半くらい作業した後に「Dejeuner(昼食)に行ってきます。」と言い残して1時間以上中断していたらしい。
そしてその後午後2時半頃に、「今日はこれで終わり。」と言い残して撤収。
その日の状況がこちら。

壁を壊して配管をむき出しにしただけ・・・。

そして、2日目。
前日よりは働いたらしいが、今日で終わりのはずだった工事はこんな感じで来週へto be continued。

しかも、応急処置なのか何なのか、配管と配管の間にはうちで使ってるピンクのトイレットペーパーを適当に詰めてる・・・。
それ以前に驚いたのが、こんなトイレの配管に未だにレンガの管が使われていること。
何でもっと軽くて耐久性のあるプラスチックを使わないのか・・・。

そしてきっちり週末を休んで、作業再開。
その日の終わりの状態が下の写真。
上にある物置につながっている部分をいじったらしいが、上の写真と比べて違いが分からないんですけど・・・。


工事もはや1週間を突破。
まだまだ終わる気配はなし。
そして翌日の終了時がこちら。

ゴムパッキンと金具がつきました。それだけ。
でも、最後までトイレットペーパーでいかなかったことに、それだけでもなんだかホッと一安心。

ドラゴンボールなみに、終わりかと思わせてまだまだ続くぜ!
と思ったら、この翌日(今日だったわけだが)突如「終わりました。」と全員が引き上げた。

ちょ、ちょっと待てーーー!
タイムリーに例えるなら、やるやると良いながら延ばしに延ばしたあげくに突然の終了って、お前は小沢一郎か!!(でも万が一にも小沢首相が消えて、心底良かった)

しかもこれ、石膏で固めたのではなく、周りを板で覆って継ぎ目だけパテのようなもので閉じているだけなのだ。
また、管理人が指で押して凹ませまくった壁は完全にノータッチだし、写真には写っていないが配管の時にハンマーでたたき壊した床のタイルはそのままだったりする。

さすがに妻が問いただしたところ、業者は逆に「この家持ち家?それとも借り家?」と聞かれたらしい。
「借りてます。」と答えると、「ああ、だったらこっから先の作業は大家さんと相談して。」と言って帰って行ったらしい。

もちろん家は不動産エージェントを通じて会社で借り上げてもらってるのだが、そもそも大家のフランス人は現在タイ在留なんですけど。

フランスに来る前に東京でマンションを購入したのだが、その内覧会では小指の爪の先ほどのフローリングの傷でも床の張り直しをしてくれたのだが、今考えるとそれがたまらなく無意味でもったいなくに思えるのは良い意味でフランスに感化されたのだろうか?

一体どっちがスタンダード!?誰か教えて下さい。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

feignant

初めまして。

ウチは(colocataireの親の持家ですが)、トイレとキッチンの壁の一部だけはがされ、配管がむき出しのままです。一部でもきれいにはがしてればいいのですが、ハンマーで壊しっぱなしでボロボロの状態です。(4番目の写真より処理がもっと汚いです)。僕がシェアしだしたときからずっとそのままなので、その状態でもう工事完了という事になってますね・・・

友人達はちょっとねーと言ってますが、colocataire本人は何も言いません。僕ももう見慣れました(笑)。

日本の実家が風呂場の改修をしたときは、職人さんとお弟子さんの二人で来て、全面のタイルの張り替え、ドアの取り換え(ドアレール?サッシ?も取換え)、シャワーの取り換えを一日で終わらせ、かつ時間が余ったのでと関係ない部屋の壊れたドアノブを直して帰って行きました。ちょっとケースが違いますが、やはりの日本のサービスがすごく、そしてフランスが雑なので両者の差がすごいと感じるのかもしれませんね。

なんだかダラダラ書いてすいません。
by feignant (2009-05-12 15:52) 

TAKKUNN_S

feignantさん
コメントありがとうございます。
故郷とは遠きにありて想うものとはよくいったもので、離れてみると日本の素晴らしさがよくわかりますね。
しかし、フランス、ちょっと雑すぎるのでは・・・。
by TAKKUNN_S (2009-05-23 07:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

free counters

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。