カウントダウン [ちょっとまじめな話]
先週から昼飯を食う間もあまりない忙しい2週間だったが、いよいよ明日が終われば3週間の第二次バカンスに突入だ(突っ込みどころ満載ですが、何というかフランスでは極めて当たり前なことなので見逃して下さい)。
この2週間は9月に主催する2日間のワークショップに向けて各国にその趣旨やそれに向けた準備などについてテレプレゼンスミーティングを毎日何時間もこなす日々が続いた。
ヨーロッパ主要各国に、US、オーストラリア等の国々とひたすら話をしたわけだが、常にこちらは一人で向こうは複数でポジション的にも役員のすぐ下のポジションの人が多いので気を遣うこともあるわけだが、それでも1年ほど同じプロジェクトを共有していると何というか仲間意識が芽生えてきて、最近は彼らとミーティングするのがすごく楽しみ。
プロジェクトマネージャーとして至らない点もまだまだあるが、それでもスイスのメンバーから「君はプロジェクトリーダーとして一緒に働くには今まででベストだよ」なんて言われると、リップサービスとわかっていながらもすごくうれしい。
でも、一番気を遣って一番ミーティングを進めづらい国がある。
それは・・・日本なんだよなあ。
うまく日本語で言い表せないのだが、普段ひたすら英語で考えて英語でコミュニケーションしてきた内容と資料を日本語でやろうとすると、なんだかうまくいかないのだ。
しかも日本とのコミュニケーションは、常にObjective-driven(目的志向)ではなく、Context-driven(背景共有があった上での抽象的な会話とでもいうのだろうか)になってしまう。
常に日本との会話は、「まあ、言いたいこととプロジェクトの方向性はわかるんだけど、この経済環境下ではこれはできなしリソースはないし、そもそも日本のマーケットはご存じの通り特殊で・・・」みたいな展開になる。
「本音と建て前で言うと・・・」「総論賛成だけど、各論でいうと・・・」「そうやって外人みたいに表面的な事ばっかり言ってても始まらないよ・・・」、こんな話を何度聞かされたか。
もちろん現在の日本の経済環境が如何に厳しいかはよくわかるし、具体的に抱えてる課題も理解しているつもりだ。
でも、日本だけがそんなネガティブな状況にあるわけではないし、そんな中でも如何に顧客のニーズを理解してそれに応えて行くかを考えなければならない。
そもそも、そんなマイナス思考で暗い話をしていては、どうやって部下営業組織のモチベーションを高められるというのだろう。
ビジネスを成功に導く基本理念の一つとして、 "戦略×スキル×モチベーション" というフレームワークをあげれるのではないかと思う。
これらは決して足し算ではなく、かけ算だと思うのだ。
つまり、どんな戦略があっても、どんなスキルを持っていても、モチベーションがゼロであれば計算結果はゼロだと思うのだ。
この点が日本の、特にミドル層に決定的に欠如していると思う。
さらに踏み込んでいうと、個人的には経営リテラシーとWillの欠如という2点に集約できると感じている。
でも、確かに今の日本のミドル層は、本来マネジメントになるためにストレッチされた環境で成功体験を積んでいくべき30代を、バブル崩壊後の後ろ向きな後始末に全て費やしてしまったというかわいそうな時代背景があるのも事実。
でも、そんなテンションの低いミドル層に人材育成を任せられた新卒や若手社員はもっと悲惨だ。
既に話を始めているが、日本に帰れば・・・もしくは他の国に行けば必然的に自分のチームを持つことになるので、如何にチームメンバーのモチベーションを高めて、かつ戦略意識を高めるための伝道師になれるか、本当に責任感を感じるし、そしてまた早くそういう状況に身を置いてみたい。
そのためには今の環境でまず成果を出し続けないといけないんだけどね。
この2週間は9月に主催する2日間のワークショップに向けて各国にその趣旨やそれに向けた準備などについてテレプレゼンスミーティングを毎日何時間もこなす日々が続いた。
ヨーロッパ主要各国に、US、オーストラリア等の国々とひたすら話をしたわけだが、常にこちらは一人で向こうは複数でポジション的にも役員のすぐ下のポジションの人が多いので気を遣うこともあるわけだが、それでも1年ほど同じプロジェクトを共有していると何というか仲間意識が芽生えてきて、最近は彼らとミーティングするのがすごく楽しみ。
プロジェクトマネージャーとして至らない点もまだまだあるが、それでもスイスのメンバーから「君はプロジェクトリーダーとして一緒に働くには今まででベストだよ」なんて言われると、リップサービスとわかっていながらもすごくうれしい。
でも、一番気を遣って一番ミーティングを進めづらい国がある。
それは・・・日本なんだよなあ。
うまく日本語で言い表せないのだが、普段ひたすら英語で考えて英語でコミュニケーションしてきた内容と資料を日本語でやろうとすると、なんだかうまくいかないのだ。
しかも日本とのコミュニケーションは、常にObjective-driven(目的志向)ではなく、Context-driven(背景共有があった上での抽象的な会話とでもいうのだろうか)になってしまう。
常に日本との会話は、「まあ、言いたいこととプロジェクトの方向性はわかるんだけど、この経済環境下ではこれはできなしリソースはないし、そもそも日本のマーケットはご存じの通り特殊で・・・」みたいな展開になる。
「本音と建て前で言うと・・・」「総論賛成だけど、各論でいうと・・・」「そうやって外人みたいに表面的な事ばっかり言ってても始まらないよ・・・」、こんな話を何度聞かされたか。
もちろん現在の日本の経済環境が如何に厳しいかはよくわかるし、具体的に抱えてる課題も理解しているつもりだ。
でも、日本だけがそんなネガティブな状況にあるわけではないし、そんな中でも如何に顧客のニーズを理解してそれに応えて行くかを考えなければならない。
そもそも、そんなマイナス思考で暗い話をしていては、どうやって部下営業組織のモチベーションを高められるというのだろう。
ビジネスを成功に導く基本理念の一つとして、 "戦略×スキル×モチベーション" というフレームワークをあげれるのではないかと思う。
これらは決して足し算ではなく、かけ算だと思うのだ。
つまり、どんな戦略があっても、どんなスキルを持っていても、モチベーションがゼロであれば計算結果はゼロだと思うのだ。
この点が日本の、特にミドル層に決定的に欠如していると思う。
さらに踏み込んでいうと、個人的には経営リテラシーとWillの欠如という2点に集約できると感じている。
でも、確かに今の日本のミドル層は、本来マネジメントになるためにストレッチされた環境で成功体験を積んでいくべき30代を、バブル崩壊後の後ろ向きな後始末に全て費やしてしまったというかわいそうな時代背景があるのも事実。
でも、そんなテンションの低いミドル層に人材育成を任せられた新卒や若手社員はもっと悲惨だ。
既に話を始めているが、日本に帰れば・・・もしくは他の国に行けば必然的に自分のチームを持つことになるので、如何にチームメンバーのモチベーションを高めて、かつ戦略意識を高めるための伝道師になれるか、本当に責任感を感じるし、そしてまた早くそういう状況に身を置いてみたい。
そのためには今の環境でまず成果を出し続けないといけないんだけどね。
2009-07-31 06:37
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