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日本の差別化要素 [ちょっとまじめな話]

日本に帰ってきて思うこと。それはやっぱり食べ物の美味しさとサービスの良さだ。

食べ物では、選択肢の多さとそれぞれの選択肢のクオリティの高さ、そして何より安さが凄い。
パリだとちょっとしたビストロで家族4人で食事しようものなら1万5千円くらいは軽くとんでいってしまうのだが、ここ日本ではその半分以下で十分満足できる。
そして選択肢も実に豊富・・・でもここ2週間、やっぱり連日食べてしまうのは麺類と和食だ。
特に麺類はそばうどんにラーメンと、フランスでの3年間の鬱憤を晴らすかのごとく食べまくりだ。

サービスの質では、レストランでも家電量販店でも本屋でもタクシーでも、時には過剰と思える程の気遣いがあり、「ああ、日本だなぁ」と実感することしきり。
ただ少し気になるのは、特に大型店で3年前よりも遙かに中国・韓国系の店員が増えてきている事だ。
ある意味デリケートな話題になりかねないので誤解を生むような書き方はしたくないが、日本人の就職環境が急速に悪化する中で賃金の安さから日本人以外の雇用が急速に増えている現状は、日本人として考えさせられるものがある。

当然ボーダレスになってきている今の経済社会において純日本を保てるはずもないわけで、例えば先日10月5日に日銀が打ち出した追加金融緩和策で全く円高が止まらなかったことからも、既に一つの国の閉じた空間で経済が成り立っているのではなく、アメリカの追加金融緩和策の方向に左右されるグローバルで相対的なバランスの上に経済が成り立っていることを強く示している。

その一方で一日本人としては、日本ならではの強みであるサービスの質を顧客に届けるフロントラインから日本人が目に見えて減っているのは残念な気がするし、それ以上に新しい日本固有の差別化要素を見つけて伸ばしていかなければ世界の中で個性が埋没してしまうという危機感を感じる。

そのためにはやはり日本の中だけの視野狭窄に捕らわれずに、世界の中の日本、世界に向けてのメッセージ発信という視座の高さが求められる。
視野を広げて、視座は高く、視点を変えて。
これから仕事でチャレンジしていきたい事にも繋がるAttitudeですな。
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