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和と洋と [ちょっとまじめな話]

この週末は帰国して初めて仕事無しでゆっくり過ごせたので、パリにいる間にお世話になった人達にメールで挨拶。
同じくパリから帰って来て日本で活躍されている方や、ワルシャワで働いている元パリの時の部署にいたインド人のインターン、パリ本社で同じく駐在員として働いていた今はシュトゥットガルトにいるドイツ人女性マネージャー(超美人)等々、たった一ヶ月半前ではあるがパリにいた当時を想い出しながらメールを書いた。
日本に帰ってきて以来中々忙しい日々を送っているが、仕事の対象は変わってきても仕事のやり方は変えずに・・・変わらずにすんでいる。
むしろパリにいた頃に大切だと思っていた事がなおさら強調されて感じる気分だ。
例えば、今の業務の延長で考えるのではなく、そもそもやるべき事はなんなのか、それをすることで半年後・1年後・3年後の有るべき姿はどうなのか、それに比べて現状はどうなのか、ではどうやってそのギャップを埋めていくのか・・・といった、"誰が聞いても当たり前で納得できる"ストーリーを紡ぎ出すこと。
この"誰が聞いても納得できる"という事はビジネスの原理原則といっても過言ではないと思う。
ともすれば複雑化した商品、社内ガバナンス、煩雑な事務手続などを言い訳にして、「分かっちゃいるけど」的な発想をしてしまい、しかもそれが部門の枠内でなされるがタメにどんどんセクショナリズムが進むと言うことはありがちなのだが、誰が聞いてもストンと腑に落ちないロジックというのはきっとどこかが間違っているに違いない。
もしくは一番大事なそもそも論のところを「上からやれと言われたので」として思考停止のまま放置されているケースもなきにしもあらずだが、これはプロじゃない。
プロである以上、例えそういう指示があったとしてもしっかりと論理的になぜやるのか、どうやるのかを考え抜く必要があるし、そのストーリーを語って初めて人を動かすことが出来ると思うわけだ。

と書いてみたが、方や改めて日本人の仕事の細かさ、完成度の高さというものの価値も凄く感じる。これは一朝一夕に他の国にはマネできない、絶対的なアドバンテージだと思う。

今の自分のレポートラインは直属の役員がアメリカ人、その上の副社長がドイツ人、そして社長のイギリス人という社内でももう珍しくなった(唯一?)外国人意志決定ラインとなっているのだが、100%外国人のレポートラインと100%日本人の実務部隊を繋ぐコミュニケーションハブとして、そしてそれぞれの戦略的思考を補完するストラテジストとして、可能な限り毎日、毎時間、毎分バリューを出せればと思う。
実際内外ともに発信しているように少しコミュニケーションを変えるだけでかなりのポテンシャルを秘めている営業ラインだし、少しずつ変わってきているのも感じるだけに、これからが楽しみで仕方ない。

さて、今週末の話に戻ると、今日日曜日は5歳のちび太と3歳のちび子の同時七五三参りに浅草神社に行ってきた。
二人とも初めての着物に大はしゃぎで大変だったが、神社の中でお祓いをしてもらうときは神妙な面持ちで神主さんに言われるとおり二拝二拍手一拝をする仕草など、可愛らしくて面白おかしくもあった。
二人ともかなり"和"な一日を過ごして、3歳のちび子ですらフランスには全く無かった和の作法に興味津々だったみたい。

家族全員、和と洋の良いところを学んで実践していきたいね。
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