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洗濯機

帰国後に使っていたお古の洗濯機が、最近なんだか洗ってもにおいも汚れの落ちもかなり気になる感じになっていたので、予定外の出費となってしまったが洗濯機を購入しにヨドバシAkibaへ。

事前にサクッとカカクコムで目星は付けていたのだが、改めて店員さんの説明を聞いて結局決めたのはこれ。





というか、洗濯機ですら売っているアマゾンって一体・・・。
これも自らのビジネスドメインをオンラインショップではなく、新しい小売業と位置づけているからこその進化だろう。
・・・と、まあそんな話はまた別の機会で。

ヨドバシの店員さんからの説明によると、手洗いなどデリケートな洗い方をしたかったら東芝、選択容量ならパナソニック、脱臭効果ならシャープ、洗濯物の絡みをおさえたかったら日立といった具合に(メーカー毎の説明は相当うろ覚えなのであてにしないこと)、特徴は分かれているらしい。
これは洗濯機というかなりコモディティ化した市場の中でも細分化された顧客ニーズに応じた差別化戦略を実際にメーカーが取っているのか、それとも量販店がお客さんに希望モデルを誘導しやすいように実際はそれほどの差がないところを決め打ちして説明しているのか分からないが、ドラム型や乾燥機のありなしなど、確かに選択肢は色々ある。

説明を聞きながら多少容量では迷ったが、結局は容量(9kg)と乾燥機は必要なく、ちびコンビが汚してきてもしっかり洗浄できるという点で絞って、カカクコムでも確か評価がよかった日立のビートウォッシュに決定。

配送も当日配送が可能で、実際に8時頃に担当者が来て、今まで使っていた洗濯機の廃棄処分と新たな洗濯機の設置をしてくれた。
日本にいるとこの普通のサービス、きっとフランスならいつ来るか分からない配送担当者と、「配送だけで設置は言われてませんので」と言って玄関に段ボールごと放置されていた可能性が高いだろう。
日本のサービスクオリティは素晴らしい。

さてそんな洗濯機、ちょっと調べてみると、まさに時代の流れを感じる変遷が。

見たこともない昭和20年代の初期の洗濯機(中の水を攪拌するだけ?)から・・・

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スターウォーズに出てきそうな昭和30年代の物

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小さい頃、実家(団地)にもあった二槽式(東芝の商品名は「シャワーリンス銀河」・・・確かにそんな名前だったような)

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洗濯板で毎日洗う重労働を無くすところから始まって、洗濯機を回しながら他の作業ができるようにして、脱水の手間までカットできるようになって、そして女性の社会進出と生活様式の変化に対応できるようなタイマー式になって、乾燥機まで付いて・・・と、3種の神器の一つに数えられた洗濯機の歴史は昭和の日本の歴史ともいえるようでおもしろい。

そんな洗濯機も、初代の発売から80年経った今も進化しているというのが、さらなる顧客ニーズの変化とそれに応える企業の試行錯誤には終わりがないことを教えてくれる。

金融業界も、コモディティ化した産業からもっと見習わないと。
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