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チームマネジメント [仕事]

ここのところ毎晩の日課になっていたワールドカップもついに幕を閉じたが、それと時を同じくして今日ちょっとした決断を行った。
帰国に際して給与を含めたパッケージについて最終的に日本の現地法人と合意をしたのだ。
振り返ると既に外資系企業で10年以上も勤めているせいかこういうやり取りを半ば当たり前に思いながらここ数ヶ月を過ごしてきたが、今回パリでの駐在員契約を終えるに当たって次のアサインメントを探したプロセスは、なんだか転職活動と同じだった。
まずは英語でCV(履歴書)を作り、これまでの仕事で知り得たアメリカと日本のマネジメント層にそれを送付し、個別にテレプレゼンス会議を設定してインタビューを受ける。
インタビューの中ではこれまでの仕事での経験や成果に加えて、自分がもしその部門で働くとすればどのような付加価値を持ち込めるのか、その根拠は何かと言った点を明確に伝えていく。
そんな中で人事部門へも次のアサインメント先を探している旨の情報連携を行う(恐らくここが国内社と最も違うところで、特にうちの場合は人事部門は人事権は持たず、決まったことを実務的にサポートする役割を担っているに過ぎなかったりする)。
そんな中で僕自身の評価とポジションの空き具合(改めて思い知らされたが、これがむしろ最も重要。魅力的かつずっと空いているポジションなど存在しない)を見定めながら候補を絞っていき、最終候補を決めた上でパッケージの交渉に入る。

エキスパットとしてパリに来て帰る際のプロセスとそれ以前のプロセスが大きく異なっていたところは、完全に社内異動の概念を超えてまさに国をまたいだ転職活動に他ならないようなものだったと言うこと。
そして、パリに来たときと今回戻るに際して大きく異なる点は、マネージャーとして戻るということだ。
つまり、これまではプロジェクトマネージャーとして直属の部下は持たずにプロジェクト単位で仕事をしてきたのに対し、次のアサインメントでは管理職、つまり正式に部下を持った上で会社側の立場に立って仕事をするという点が大きく違う。
当然、異動の交渉に際してもこれまでは自分自身の実績と能力をアピールするのが争点だったのに対し、今回はチームを通じてどのような付加価値を次の所属する組織に提供していけるのかをアピールするという、経験したことない難しい交渉を強いられることとなった。
それ故に果たして納得のいくオファーを受けられるのかどうか、正直焦りを感じる日々が続いていた。

ただ、数年前からいつか自分のチームを持つことを目標にしてきたし、自分自身試してみたいチームマネジメントの手法も既にあたためている。
全てが決まった今は、9月から始まる社会人人生第2弾に向けて結構テンションが上がってきている。

それぞれのチームメンバーと初めて交わす言葉、一人一人とお互いを理解し合うためのプロセス、実務面では各人のスキルと経験を尊重しながらも意志決定においては責任を持つこと、そして他のマネージャーには無いパリ本社の戦略部門で過ごした3年近くの経験と人脈を活かして組織とチームメンバー個人両方にバリューを提供していくこととその適切な手法・・・考え出すときりがないが、こんな広い世界の中で巡り巡って上司と部下の関係になる縁を大切に感じながら、仕事の実務的な側面に止まらずにお互いに価値のある関係を気づければと切に思う。

実際にやってみたいチームマネジメントや心構えについてはまた後日書き綴ってみたいが、数ある目標のうちの一つは自分のチームからパリ本社の戦略部門に二人目のエキスパットを送り込むということ(もちろん本人が望めば、だが)。
これから9月末までこれまで担当してきたプロジェクトの総仕上げをしていくわけだが、既にその伏線のようなものは仕込んでいたりする。

そんなこんなで、最近Amazonで仕入れて読む本はチームマネジメントやコーチング、職場の雰囲気改善といった本が異様に増えている。
でも読んでいて気付いたのは、結構こういった「テンションアップ系」の手法は、関西人向けだということ(笑)
でも、考えないといけない点は、そのノリは関西人以外には決して通じないということだ(笑)
でないと、トータルテンボスやハライチ的なビミョ~なノリになるからなあ・・・やっぱりやるからにはブラマヨを目指したい。
理想は案件の優先順位を付けてきた部下に「そこはまずシャケやろ~っ!?」で、すかさず「なにで怒られてんねん!!」って返して欲しい。
(改めて思ったが、漫才系のネタは文字にすると無茶苦茶寒いな)

・・・って、折角真面目に書こうと思ってたのに!!
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