SSブログ

ちび子の入園式(ちび太もいっしょ) [雑談]

なんだかんだで昼飯を食べる暇もないほど仕事に追われる日々が続いていたが、気づけばすっかり桜も満開になっている。
やっぱり日本の桜はきれいだ。
花咲き乱れる光景はフランスでもよく目にしたが、いつもの日常の街が桜色一色に染まるこの瞬間ほどきれいで特別な感じのする光景はお目にかかったことがない。
木の枝に葉がなく薄ピンク色の花びらだけが満載になるこの季節は、こんな震災の最中にあっても何か新しいこと、素晴らしいことが始まる気がする。

実際に我が家でもうれしいニュースが。
今月からいよいよちび子が幼稚園に通い始めるのだ。
金曜日にはその入園式があり、午前中半休を取って行ってきた。
ちび太もこの春から年長さん(いや~、月並みな表現だけど、こないだ産まれたばっかりだと思っていたけど、大きくなったモンだ)で、かつ昨年は入園式を経ていないので、学年から一人今回の入園式に参加。
結果的に2人揃っての入園式となった。

会場となった幼稚園の教室には、60人を超える新幼稚園児とその両親でぎっしり。
さすがに3歳児が60人となるとカオスな状況だが、それでも思った以上にみんな小さな椅子に座って先生方の話が始まるのを待っている。
式と言っても「せんせい、こんにちわー!」と顔見せする程度なのだが、さすが百戦錬磨の幼稚園の先生、特に職歴の長い方や園長先生クラスになると園児のまとめ方が違う。
園児をいい意味で大人扱いして、逆にある一定以上のしつけができていないと幼稚園側から登園許可が出なかったフランスの幼稚園とはある意味対極的で、来るもの拒まず的な懐の広さとそれを実現するテンションがすごい。
とはいえお寺の幼稚園と言うこともあり、締めるところはしっかり締めていたので安心して見てられたけど。

何とか2時間ほどの園児との式が終わった後は、園児が自分の教室に連れられた後に園長先生から参加の父母へのおはなしが。
その中で個人的に衝撃的だったのが、お弁当の話。
簡単に言うと、アレルギーのある子はちゃんと対応するので言ってくださいね、的なことなのだが、内容がすごい。
園長先生の言葉を借りると、

「中にはちょっと特殊なアレルギー体質の子供もいて、唐揚げの衣が食べられないという子がいました。
幼稚園で契約しているお弁当の業者さんは3社ありますが、会社によっては個別対応が難しいところもあります。
その場合でも先生が届いたお弁当からその子の分の唐揚げを取り除くようにしますので心配ありません。
そのこの場合は、唐揚げ一個分食べる量が減ってしまうのが親御さんとしても気になるとのことでしたので、その日はおうちから鳥の照り焼きをひとかけらお持ち頂いて、唐揚げと詰め替えていましたので、そういった相談は何でもお気軽にどうぞ。」

・・・みたいなことだったと思う。これは衝撃的だったわ。
いろいろ意味不明なところはあるが、総括すると日本ってめんどくさいねってことだろうか。
まあ、そこまで求める人もごく少数だと思うけど(と、思いたいけど)。

でも一方で想像してちょっとうれしくなったのは新園児が入園した後の年長さん(ちび太)の新しいおしごと。
年長さんは、少し遅れて登園してくる新園児を幼稚園の入り口で"お迎え"するおしごとが与えられるらしい。
毎朝決められた子をお迎えして、靴の履き替えを手伝って、教室に連れて行ってあげてかばんや帽子を決められた場所に置くことを教えてあげて、一緒に遊んであげて・・・とするうちに、自然と責任感が芽生えてくるのが目に見えて分かるらしい。
これは素晴らしいことだと思ったし、ちび太がそうやって成長していくことを思い浮かべると、なんだかちょっとじーんときてしまった。
こんなことでじーんとしてるようだと、ちび子の結婚式にはどうなることやら分からんが・・・(笑)

何はともあれ、ちび子、無事に幼稚園入園おめでとう!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Web ServicesBudgeting ブログトップ
free counters

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。