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昇格異動 [仕事]

先週水曜日に、正式に2014年1月1日付けでの異動の内示を受けた。
異動先は、5つあるうちの営業本部の一つで役職は部長への昇格を告げられた。
数日前に昇格面談だけは先に行っていたため、昇格の可能性があることは分かっていたが、正式に社内で最年少での部長職を拝命することとなった。

内示を受けた時の心境は、想像していたよりも自分自身が淡々としている事に気づいた。
今の部署では既に4年目に入っていたし、近いうちに自分自身でも次のステップに挑戦しなければならないと感じていたこともある。
でも、一番の理由は、ここ最近自分自身のキャリアへの考え方が変わってきたからだと思う。

その変化の理由を整理するためにも、この3年間の仕事について少し書いてみたい。

今の仕事は今度異動する先とは別の営業本部の中で営業企画を担当するグループマネージャー、いわゆる課長職だが、このポジションは僕が3年のパリ本社勤務を終えて帰ってきたときに新設されたもので、当初はマネージャーの僕とチームメンバー2人という3人の小さな部署だった。

ビジネス的にも部門的にもどちらかというと会社の本流からは外れた若干マイナーな部署だったこともあり、当初は自分の所属する部門(約100名)の基盤造り、生産性向上のための取り組み、新たな販路の開拓などに注力していたのが1年目だった。
もちろん東日本大震災への対応という大きな変化もあったが、会社全体の対応に併せて自部門をコントロールするという対応が中心だった。

1年目での取り組みがそれなりに功を奏したこともあり、担当するビジネスでは業界トップシェアを獲得するなど、それなりの成功があったのだが、2年目の途中で突然環境が激変する。
欧州危機に端を欲するマーケット環境の急激な悪化で、昨日までトップシェアを目指してそして維持してきたビジネスの収益性が一気に悪化したのだ。

その結果、悪い意味で社内での注目度が一気に上がり、連日トップマネジメントや海外の関連部門と激しい協議を行う日々が続いた。
そして、その結果として既存の積み上げてきたビジネスモデルを激的に転換しなければならないと決断し、新たなビジネスのための突貫でのインフラ整備のため、社内でも異例の額の投資額を伴うプロジェクトをリードすることとなった。

そこからは今日に至るまで、競合他社が数年がかりで相当な投資額で作り上げたインフラとビジネスモデルを10ヶ月で最低限の仕組みがまわるにように整備する一方で、この急激な変化を社長を含めたトップマネジメントから現場の営業担当者や本社の事務スタッフ、さらには派遣社員に至るまでが正しく状況を数字と事実に基づいて理解し、そして自らの行動変革を行うに至るまでとにかくコミュニケーションに心血を注いだ。

そして今、まだ大成功と言える状態ではないが、確実に部門全体が変革を成し遂げようとしている。

今回拝命した新たな職務は、その変革をリードした経験を持ってさらに大きなチェンジマネジメントに取り組むように、会社としてもリスクを取って過去の前例では考えられない任命をしてくれたのだと思う。
それは非常に名誉なことだし、自分にとってもとても大きな転機になることは間違いない。

そんな中、やはり真っ先に頭に浮かんだのは今この変革を一緒に成し遂げようとしている5人のチームメンバーのこと。
ここまで持ってきた以上は大きくビジネスが立ち上がるその瞬間まで一緒に取り組みたかったというのが正直なところ。

もちろん、チームを率いるというのは、この3年間人生で初めて取り組んだわけだが、簡単ではないことを痛感したし、今も日々手探りだ。
特にこの3年間の課長職というポジションは、自分は管理職、部下は非管理職のスタッフという状況であり、日本の難解な労務管理の中で自分の思いをチームメンバーにしっかり伝えた上でチームのモチベーションアップを図りながら会社の期待にも応えていくという難しい舵取りを続けていかなければならない役割だった。

部長になれば部下が課長となるので、これまでとは違った組織管理ができると思うのだが、それはそれでまた新たなリーダーシップスキルを身につけなければならないのだろう。

取りあえずまず今は1ヶ月後の異動が決まり社内でも公表された訳なので、色んな思いが去来しつつもまずは今の仕事をしっかりとまとめ上げ、次の後任者にバトンを渡すことに注力したい。
そして、それが終わった年末年始は、次の仕事に向けた自分自身の準備に使うことになるんだろう。

引き続き忙しい状態は変わらないが、望むところだ。

Bought it on impulse (but actually planned...) [音楽]

人生に二番目に大きな衝動買い。

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ちなみに人生一番は、散歩途中にふらっと立ち寄った展示場でそのまま買ってしまった、今住んでるマンション(笑)

今回はというと・・・

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Gibson Les Paul Standard Plus 2013 Honey Burst

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これを購入するに至った経緯は、簡単に時系列でまとめると以下の通り。

本日は部門の早帰りデー(残念ながら今まで殆ど率先垂範できていない)
   ↓
午後3時頃になって、予定していたプロジェクト業務が今日は思ったよりも早く仕上げられそうになる
   ↓
午後16時過ぎにはそれが確実になり、急に18時過ぎに退社してギター屋に立ち寄って帰る事を決意
   ↓
折角なので、ここ数ヶ月買うか買わぬかギリギリの思案を続けていたギターが決算セールになっているのを数日前に発見した吉祥寺のギターショップに向かうことを決意。ちなみに家とは皇居を点対称とした真逆の方向・・・この時点で既に実質的に精神状態としては、買いに行ってる(笑)
   ↓
目的のギター屋に到着。ウインドーショッピングを装ってデジマート(楽器のオンライン販売総合サイト)のモデルを必死に探す。
   ↓
見つける。でも表示価格がネットよりも数万円高い。そして店員にさりげなく聞く。
   ↓
「ネット見てこられたお客様にはネット価格でいいです。」との確認を取る。この時点でほぼ決心が着く(笑)
   ↓
試奏。でも、もう内心買いたくてたまらないので気もそぞろ(笑)
   ↓
最後に関西人の必殺技、さらに値切り。そして合意!

改めて書き出してみると、衝動買いとはいいながらほぼ午後3時の時点で勝負ありになってますな。

でも、最終的に購入する前に、「これから衝動買いしてしまいそうだけど、いい?」と確認の電話を妻に入れる良き夫ぶり。
そして厳しい指摘にも仕事以上に熱意と誠意を持って回答することで、プロジェクトのGoサインを取り付けることに成功!

改めて家で眺めてみると・・・トップはこれぞまさにいわゆる「バリ杢」なキルテッドメイプルで、見るだけで心が満たされる・・・。

ZO-3を除けば18年ぶりくらいにギターを買って、これでなんとGibson Les Paul3台持ちに。

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演奏能力と楽器のクオリティの逆レバレッジが効きすぎてる気が・・・いや、これを機にストレス解消を兼ねて練習に勤しもうっと!

2013年夏休み家族旅行@四国4県 [旅行]

去年は一週間も取れなかった夏休みだが、今年はお盆の間をしっかりと一週間通しで休暇取得した。
やっぱり休むときは休まないとエネルギーコントロールが出来ないわ。

今年の夏休みは、大半を母親が住む香川県は観音寺市で過ごした。
そして毎日毎日うどんを食べては・・・

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海で一日泳いだりカニを捕ったりという日々。

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途中一日子供達をじいじばあばに預けて妻と2人で丸亀からフェリーに乗って本島に渡り、サイクリングなども堪能したが、これが相当アップダウンが激しく島を一周するだけでヘロヘロになってしまった。

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途中、塩飽本島勤番所に立ち寄ったのだが、少し前に司馬遼太郎の菜の花の沖を読んでいたので、遺産の数々が興味深かった。


菜の花の沖〈1〉 (文春文庫)

菜の花の沖〈1〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫



ちなみにこの本は全6巻の淡路島出身の江戸時代後期の廻船業者であり船乗りである高田嘉兵衛の生涯を描いたものだが、6巻の感動が半端ないので読んでない方は、是非。

他にも機関車先生のロケ地なんてのもあったけど、そもそも機関車先生なる映画を知らないのでよく分からず。

その他には久々にいとこ家族と親戚が一堂に会して集まれたし、仕事を離れてリフレッシュしまくった5泊6日の帰省でした。

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明日からはちび太の野球合宿が2日続くので、夏休みの総仕上げで猛暑の中汗を流してきます。

Gibson Les Paul Custom ペグ交換 [音楽]

ここ数か月、ギターを買いたいという衝動にかられまくりながらも何とか出費をせずに凌いでいる。
ネットが発達したおかげでデジマートなどの楽器販売サイトが充実していて、なんとなくスマホで見ているうちに猛烈にほしくなるモデルを都度都度見つけなくてもいいのに見つけてしまうのだ。

惹かれるモデルは相も変わらずGibson Les Paulなのだが、今持っている2本のカスタムに加えて、思いっきりカスタマイズしながら気を遣わずに使える一本がほしくなり、そうなるとTraditionalシリーズになんとなく興味がある今日この頃。

Traditionalモデルは2013年からは完全ソリッドボディなのだが、2012年までのモデルは通称ウェイトリリーフというボディー内部に穴をあけて軽量化したモデルで、これがソリッドボディ信奉者からは評判が悪く、割安に売り出されるケースがしばしばあるのだ。

とはいえ、新品なら16万はくだらない中々高価な一品、おいそれとは買えない。
そもそも勝手からやりたいことは、ピックアップの浩瀚だったり、ロック式ペグの導入だったりするのだが、だったら今のカスタムのうち1台にロック式ペグを導入してみようと思い立った。
思い立ったが吉日、さっそくお茶の水に行ってお目当てのペグ、Grover 502Gを購入してきた。





で、さっそく交換作業に。
まずはこれが交換前。

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ロック式ではない通常のペグなので、当然糸巻には何周か弦を巻き付けさせなければならない。
これが結構めんどくさいので、最近はそもそも錆び辛いコーティング弦であるElixirを使っていた。
でも個人的には非コーティング弦の張りたてのパリパリした感じが好きなので、だったら弦交換を一気に楽にするロック式ペグを導入したいと思い立ったわけ。

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で、購入したペグと交換。

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思った以上に簡単で、素人でも問題なく交換できた。

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さっそくアーニーボールの非コーティング弦を張る。
さすがロック式、ペグの後ろを回すだけで弦をロックできるので、弦をペグに通した直後にチューニングに移れる。
これは無茶苦茶楽だ!
あっという間に張り終えた。

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非コーティング弦の弱みはすぐに錆びてしまうことだが、ここまで張替え作業が楽だと苦にはならない。
今後は定期的に張り替えて、数ある弦の中からお気に入りを探そうと思う。

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欧州視察研修2013@Paris [仕事]

フランスでの勤務を終えて日本に戻ってきてあっという間に早3年弱。
その間に1度パリへ仕事で行く機会があったが、今回はそれから1年半ぶりに久しぶりにパリへ。
目的は前回と同じく、ビジネスパートナーを伴っての欧州視察旅行だ。
参加者数は前回の4名から倍の8名に増えたのは大きな伸展。

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目的は、うちの会社のパリ本社に直接訪問してもらい、本社のグローバルな経営企画幹部から世界的な戦略やビジネスの見通しを説明し、法規制などが違う他の国ではどのような取り組みを実施しているのか、その実際のデモンストレーションを専門スタッフと共有し、そしてフランスの現地法人にて営業戦略のヒアリング、最後にこの視察旅行の最も重要な、現地フランス企業の支店へ訪問してそこで実際に現場のオペレーションや支店長とのセッションを設けるという、盛りだくさんなもの。

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今回も企画立案から研修内容やプレゼンターとの準備・やり取りは全て僕が一任。
うちの部門が最もお金を掛けるイベントだけにいつも以上に丁寧に準備を重ねてきた。
そこで感じたのは、やはり延べ20人以上にわたるプレゼンターと何かしら繋がっているという個人的リレーションのありがたさ。
顔も知らない人間同士だと、いくらメールや電話でやり取りしても伝えきれない部分があるが、「○○が来るんだったら、是非手伝うよ。」と言ってくれてお互い慮ってやり取りすると、その背景理解のレベルが一気に上がる。
やはりどんなにテクノロジーが進化しても、基本は「人」であり「顔を知っている仲」なんだよな。

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結果として、丸2日の研修パートは極めて充実できた。
タイムマネジメントも、一部遅延はあったものの、ほぼ完璧。
通訳についても、プロの通訳を雇っていたとは言え金融業界の専門用語で厳しいところはフランス語、英語を交えて何とかフルサポートできたので一安心。
英語は問題ないが、フランス語はもう一度勉強し直さないとと改めて思ったので、何か実際に取り組んでみようと思う。

仕事の中身はBlogでは書けないが、帰国した翌日にレポートを一気に書き上げたらA4で30枚弱になるほど濃く、示唆に富んだ内容だった。

また、一日だけ単独行動して本社に先乗りしてキーパーソンとミーティングをしたのだが、本社のPA達に「一日そっちに行くけど、おたくのボスと情報交換もしできれば、どう?」と事前に連絡していたら、結局朝8:30から夕方6:00までランチタイムを含めてミーティングでぎっしり埋まった。
それだけ日本のビジネスに興味を持ってくれているというのは、嬉しい限り。
そして何より久しぶりに元同僚や尊敬してやまない元上司にも会えたのが嬉しかった!

では、そんな充実していた5日間の記憶を写真と共に(殆ど食べ物だけど・・・毎度ながら)。

まずは着いた初日に行った、Chez Leon。
何故かいきなりベルギー料理だが、久々に鍋一杯のムール貝とベルギービールでサッパリと。

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そしてうちの会社のパリ本社内の貴賓室での夕食。
この建物が、いやはや凄い歴史的価値。

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そしてモンパルナスタワーの屋上のCiel de Parisでも食事を。

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ここはパリの空というレストラン名の通り、パリ市内を一望できる景観が何よりのごちそう。
(正直、食事は普通)

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そして、研修終了後に行った、ブローニュの森の中にある☆付き(一つ星)レストラン、La Grande Cascade

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既にフランス料理にはちょっと辟易としていたが、ここはさすが星付きの味だった。
食前酒に頼んだシャンパンは、実は僕がパリを離れる際にチームで飲みに行ったときに上司がごちそうしてくれたもの。
あのときと同じく、素晴らしい思い出に残る味だった。

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最後は、最終日の空港に行くまでの間にパートナー企業の方2名と連れだって抜け出していった、個人的にパリで最も好きなバスク料理のビストロ、Chez L'ami Jean

自慢の肉料理を堪能したかったので、メインは仔牛、豚、子羊をそれぞれオススメスタイルで1品ずつオーダー。
合わせるワインは、ここに来たらこれと決めているコートデュローヌのSaint Josephで。

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デザートはもちろん、リ・オレ(お米のクリーム煮)。全て最高。言うこと無し。

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ピカソやヘミングウェイが通ったCafe LES DEUX MAGOTSでもパナシェを飲めたし、大満足。

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「ほんまに仕事してきたんか!?」って突っ込みが聞こえます、ええ。。。

Gibson Les Paul 愛 [音楽]

ここ2ヶ月、僕にしては珍しく趣味の興味が続いているのが、ギター。
GW前頃から何となく数年ぶりに練習してみたくなって、ハードケースから取り出したまま、何だかんだと継続的に練習してる。
ギターと言ってもアコギからエレアコからその数幾多とあるが、僕が惹かれるギターは一つだけ。
それは、GibsonのLes Paulモデル。

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高校時代に洋楽が好きになってから、何故か好きになるギタリストがレスポール弾きが多かった。
ランディー・ローズしかり、ザック・ワイルドしかり、スラッシュにジョン・サイクス、ジョーペリーにカーク・ハメットもよく使っているし。

音はもちろん、メイプルトップ&マホガニーバックのボディー構成にエボニー指板という木材の質も、ボディーの曲線もラッカー塗装も、何というか良い意味でアメリカ的工業製品のいい加減さが全て味となって奇跡の構成をしている感じが何ともたまらず好きだ。

今持っているのは高校時代にバイトをしてローンで買ったGibson Les Paul Customの94年モデル。

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カスタムならではのヘッドのダイアモンドインレイも素晴らしい。

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このLes Paul Customは、結婚して引っ越す際に倒してしまってネックを折ってしまってからそのままの状態でパリまで持っていって、一度もケースを開けずに持って帰ってきたので、かれこれ8年ほど全く弾いていなかったことになる。
それを去年リペアショップに持ち込んで修理してもらって、全く問題ない状態にまで復元してもらった。

ちなみにネックが柔らかいマホガニー材でできていて更にヘッド角がキツいLes Paulの場合、固いメイプル材でできている上にヘッドがフラットなFender等と比べると、非常にネックが折れやすい。
ちょっとしたことですぐに折れてしまうので、ギタースタンドに立てているだけでも安定性には気を遣わなければならい。
しかもLes Paul Customの場合、ボディーはソリッドでウェイトリリーフなどもしていないため、約4.7㎏と非常に思いので、なおさら取扱には気を遣う。

でも、その重さがまたLes Paulらしい音の源でもあるので、軽くすればいいってモンじゃあないんだよな~。
・・・といいながら、学生時代に買ったMarshallのアンプが最近になって手元にないことに気づいたので、練習しているといってもエレキの生音だけというなんとも寂しい練習環境になってしまっているが・・・。

学生時代は軽音サークルに所属していたこともあり、弾くからにはある程度のテクニックも身につけなければダメ→速いフレーズやカッティングが全くできない→挫折感と共に練習を諦める、という負の連鎖だったのが、社会人になって気晴らしにポロポロ弾くくらいだと、そもそもうまくならなければならないといった自己強迫観念のかけらも無いので、単純に楽しい。
こういうリラックスした気持ちで取り組んでいれば、きっと今頃結果的にそこそこ弾けるようになっていたんだろうなと思うと、ちょっと残念。

それでも、毎日5分だけでも触るようにしていると、少しずつ弾けなかったフレーズが弾けるようになるのが嬉しいもんだ。

そうなるとだんだん抑えられなくなってくるのが、新たな一本の購入欲。
黒一色のCustomも素晴らしいのだが、Standardのバーストカラーにも惹かれる。

今のところ何とかお茶の水でのウインドーショッピングと、マニア類推の1958~60年モデルのコレクション雑誌を眺めることで理性を保っているけど、いつまで持つことやら・・・?


ザ・ビューティ・オブ・ザ・バースト リプリンテッド・エディション (ポスター付) (リットーミュージック・ムック)

ザ・ビューティ・オブ・ザ・バースト リプリンテッド・エディション (ポスター付) (リットーミュージック・ムック)

  • 作者: 岩撫 安彦
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: ムック


Be challenging! [仕事]

ちょっとBlogから遠ざかってしまったと思って見てみたら、なんと2ヶ月以上も更新していなかった。
書きたいことも色々と無くはないのだが、最近以前よりも、新しい刺激を受けて価値観が揺れるほどの経験をして、それを元に新たな境地に至って・・・という、言わば純度の高いインプットがすくないのかもしれない。

もちろんこれまで以上に忙しく仕事に追われており、しかもルーチンの仕事はほぼ皆無でまさに日々これチェンジマネジメントの真っ只中で、経験したことのない新たな案件や課題ばかり。
複雑に交錯するタスクやプロジェクトから本当に解決しなければならないイシューを浮き彫りにして、分かりやすく状況整理をし、取締役会に上程したり直接本国交渉を行ったりと、毎週毎週が勝負の日々を送っている。

でも、最近どこかそういう危機的状況に合っても、何となく「慣れ」でこなしている部分があると自分で感じる瞬間がたまにある。
こういう場合、自分としては、恐らく今の仕事とポジションにおけるラーニングカーブがピーク近くに達したサインなのだと考えている。
つまり、これ以上今の仕事を続けてももちろん得られる知識や経験や洞察はあるのだろうが、過去2年半ほどの経験値の積み上げには至らないかも、ということだ。

となると、また新たなチャレンジを探し始めなければならない時期に来たのだと思う。
これまでの社会人人生が、本当に周りの方々のサポートのおかげなのだが、基本的に3年で全く違う業務に携われたおかげで、充実したキャリアを積んでこれたので、この3年というサイクルは今後も意識していきたいと考えている。
特にうちのような外資系の場合は、黙っていると勝手に異動させてくれるような仕組みもないので、そのサイクルを意識して逆算で自分自身のキャリア形成を考えないと、気づけば5年10年と同じ仕事をしているという状況に陥りかねない。
それを悪いというつもりは毛頭無いが、僕自身が目指したい働き方ではない。

そうなると、考えなければならないことは2つ。
「次に何をやりたいか」と「後継者をどうするか」だ。

前者については、長期的に到達したいキャリア目標は常に意識しているので、それに向かって前進するためのステップとしては、一言で言うと一段上のマネジメント経験を積みたいということ。
そのためには、今より多くのチームを率いるか、それとも今より多様なチームを率いるかのどちらかにチャレンジしてみたい。
多様なチームという点で分かりやすいのは、海外で外国人のチームメンバーを率いて現地のマーケットの中で勝負してみたいというのが一番の希望。
今の経済環境で再度海外駐在の道を見つけるのは相当難易度が高いが、諦めずに可能性を探りたい。

後者については、管理職になってからずっと意識してきたことだが、正直自分の業務目標において最も遅れている部分で、少し焦りを感じている。
経営層の期待に全力で答えながら、一方で自分の後継者をしっかりと育て上げるという中間管理職のジレンマを思いっきり感じている。

もちろん僕自身がそこにもっと時間を割かなければならないのが最優先課題なのだが、一方で少し愚痴らせてもらうと、今の日本の労働環境というのも大きな阻害要因になっていると思う、一般論的に。
例えば人生の中で死ぬほど働く時期というのは、自己責任の下にあっても良いと思うし、僕自身も寝食を削って働いた時期が20代後半にあったからこそ、それが経験として生きていると思うが、そんなコミュニケーションを取ること自体がリスクでしかなくなってきている状況は如何なものだろうか。

周りを見渡すと、部下に働かせすぎないように気を遣って、結局深夜まで自分で業務をこなしている管理職が多い。
むしろ優秀な管理職ほどその傾向があるように思う。
(ここでは敢えてマネジメントとリーダーシップの違い、詰まり優秀な管理職は優秀なマネージャーではなく、リーダーであるべき・・・的な話は横に置いておくとして)

これでは中々一選抜の精鋭部隊を育て上げることは難しい。
実はこれももう一度海外で、特に新興国で働いてみたい大きな理由の一つだったりする。
気遣いなしに完全に真剣勝負で徹底的に部下を育てた場合に、どこまで育て上げられるかを経験してみたいのだ。
そこで初めて、今は気付けていない自分自身のリーダーシップの至らなさを新たに発見できるような気がする。

グローバルな組織の中でどこまで自分が思い描くキャリアパスを実現できるかどうか分からないが、何とか年内には新たなチャレンジに挑める環境を作れればと思う。
そして、それまでの間はこれまでにも増して全力投球したい!

・・・まずは、ゴールデンウィークで十分にエネルギー補充してから。

自炊 [PC関連]

引越に際して改めて整理が必要だと痛感したもの、それは本と雑誌。
新しい本棚を購入して少しキャパシティも広がったが、それでも全てを置いておくのもスペースの無駄だし、何より今となってはもう読まないものも多くある。
特に高校から大学時代に掛けて読みあさっていたYoung Guitarに至っては、当時古本屋を巡ってまで相当数揃えた過去もあり、何となく捨てられないままとなっていた。

そこで引越を期に実施してみたのが、全部スキャニングしてデジタルデータ化するという、通称自炊。
以下備忘録的な意味も含めて試行錯誤の結果を示そうと思う。

今回実は雑誌のスキャニングの他に大量にあった名刺も全部PDF化してみたのだが、結論から言うとこれ、凄い便利。
OCRも進歩しているのでほぼ間違いなく検索できるし、何よりiPadやスマートフォンで常に持ち歩けるのがいい。
名刺の場合はその利便性を高めるためにスキャニングの際の設定に少しコツがいるのだが、それは後ほど。

まずスキャニングのためには愛着のある雑誌を泣く泣く裁断しなければならないのだが、こちらについては業者に頼んだ方がキレイかつ確実かもしれない。
実は今回はスキャニングまでとある業者にお願いしたのだが、その会社の業務用機器ではカラー刷りの雑誌は多重原稿送りが多発してしまい、結果として裁断のみお願いして引き取り、後は自宅のScansnap 1500Sで手作業で自炊することとなった。
ちなみに、業者でデジタル化までお願いすると大体一冊100円前後、裁断のみだと今回は一冊35円という見積もりだった。

今回使ったドキュメントスキャナーは、定番中の定番のこちら。





スキャニングにはいくつか設定項目があるが、試行錯誤の結果カラー刷りの雑誌については以下の設定で取り込むことにした。

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ポイントは、画質はまず「スーパーファイン」がベストだということ。
詳細設定項目では、「文字をくっきりします」を選ばない方がなぜか文字が読みやすい(笑)
もう一つ、「白紙ページを自動的に削除します」も選ばない方がページ数などが変わらず取り回ししやすいと思う。
ちなみに、この設定は名刺読み取りだと絶対にチェックしない方が便利。
ファイル形式はJPGとPDFを選べるが、OCRもかけられるしファイルの取り回しもしやすいPDFがいい。
そしてPDFフォーマットオプションでは、名刺の場合は「2ページ毎にPDFファイルを作ります」という設定を行うことで、上記白紙ページを自動的に削除しない設定と併せて、裏が白紙だろうが英語表記だろうが、両面で1ファイルのPDFが生成され、極めて管理しやすくなる。

この設定でガンガン雑誌を取り込んでいく。
全くもたつくことなく、次々と誌面がスキャニングされていくのは見ていて爽快感がある(笑)

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で、取り込まれた誌面はこんな感じ。

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イングウェイ。。。懐かしすぎる。。。
BURRN!といい、Young Guitarといい、当時のバックナンバーを今になって冷静に見ると、内容も写真もだいぶおかしいことになってる(笑)

OCRを掛けるときは、Scansnapでは実施せず、スキャニングが終わってからAdobe Acrobatで実施した方が効率的。

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AcrobatでOCRを実施する際は、出力形式はClearScanでダウンサンプルは600dpiがベストな選択だと思う。

これで空いた時間にPC作業しながら引き続きスキャニングしてます。
段ボール3箱分を完了するまでには時間は掛かるが、スキャニングして捨てるたびに部屋がスッキリしていくので、ちょっと快感(笑)

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ネットワーク構築の続き~Xperia Z編・・・初めてのAndroid [PC関連]

2月に入ってからも2013年ネットワーク構築の波が止まらない。
まあ、止めてないのは僕自身なんだけど(笑)

これまで携帯電話にはあまり執着がなく、日本に帰ってきてからというものずっとガラケーで過ごしていた。
iPadを購入してからは、iPad&WiMAXルーターの組み合わせが最強過ぎて、なおさら携帯電話への興味が薄れていた。
そんな中で、言わば突然Xperia Zを発売日買いしたのには、大きく分けて3つの理由があった。

1.WiMAXルーターの電波感度の悪い建物の中や地下鉄でネットを使いたいという実用的ニーズ
2.Androidという新しいOSに触れてみたいという好奇心
3.SONY好きとして、SONY最高峰のガジェットのみに許された"Z"モデルへの憧れ

昨年末にXperia AXが発売されたときには思わず上記1.と2.の理由から衝動買いしかけたが、ネットで噂になっていたコードネームYugaことXperia Zまで何とか我慢してきた。

そして、発売日の当日朝10時に近所のDocomoショップで入手しました、Xperia Z!

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しかし、今回初めてスマートフォンを購入したが、手続きに掛かる時間の長さにちょっと辟易とした。
しかも手続き時間の殆どが、ガラケーとスマホのDocomoのサービスや料金プランの違いだったり、なんだかよく分からない新サービスの説明だったりと、その日の夕方には忘れてしまうようなものばかり。
もうちょっとシンプルにしないと一般顧客は着いてこれませんぜ・・・と思いながら、ふと自分の業界の商品・サービスも同じような迷路にハマっているのではと人知れず反省。

さて、肝心のブツはというと、これは中々完成度の高いガジェットじゃあないですか。
デザインやスペックの詳細は山ほどあるレビューサイトに任せるが、ブラビアエンジンを搭載した液晶はさすがにかなり綺麗。
でも、感動という意味ではAppleのRetinaディスプレイを見たときの方が上かな。ソニー信者だけど。

5インチというボディーは中々の大きさなので、片手で操作していると落としそうで怖い。
ポケットにもギリギリはいるかどうかと言うサイズなのだが、iPadよりも気軽に持ち歩けるのはやっぱり便利(電話だから持ち歩けないと困るけど)。

購入してから丸二日いじり倒してみると、最初はサッパリだったAndoroidの操作にもすっかり慣れてきた。
慣れてみると、iOS・・・というかiPad with WiMAXルーターとのPros/Consは以下の通り。

Xperia Zの方が優れている点
・携帯性
・どこでも繋がり、LTEも十分高速
・カメラが気軽に使える(iPadよりも小さいので)
・SONYブランドのハード&ソフトとの連携が完璧
・ATOKが文字入力ソフトとして使える

iPad with WiMAXルーターの方が優れている点
・全メールアカウント同時送受信が可能(AndroidのEメールアプリでは不可?)
・日経新聞が紙面レイアウトのままで読みやすい
・Goodreaderなどのビューワーアプリが秀逸
・バッテリーがかなり長持ち
・AirPrintで簡単印刷

こんなところかな。

一方で、年明けから構築した家庭内ネットワーク環境とはXperia ZでもiPadでも連携十分で、nasneを通じてテレビはライブ試聴・予約録画とも簡単にできるし、外出先からNASに保存した全ファイルに自由にアクセスでき、本当にデバイスに依存しないユビキタス(死語?)環境が簡単に構築できるのには驚き。

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数週間前はXperiaを買うか、PCを買い換えるか迷っていたが、写真の真ん中のSZも爆音だったCPUファンを交換すると全くストレス無く使える状態に復活したので、しばらくはこのガジェット群でデジタルライフを満喫しようと思う。

ネットワーク構築の続き~nasne編 [PC関連]

引越から約2週間が過ぎ、いろいろな収納を買い足したり、部屋に合わせて購入したカーペットが届いたりと、住環境はほぼほぼ整ってきた。
特に今回は収納周りで色々と工夫を行い、よくテレビでやっているカラーボックスを組み合わせた収納を作り上げるべく3段のカラーボックスを延べ12個を組み立ててみたが、これが想像以上に便利。
言ってみればただの箱なので、部屋の景観も乱すことがないし。

そんな中、前回書いたネットワーク周りも更に強化。
思い立ったが吉日と、環境構築をしてみたらどこまで便利になるのかをコストを抑えつつ追求してみた。

RAID構築したNASを導入し、ファイル管理を一気にパワーアップさせた後に考えたのは、テレビ機能の強化。
・・・というものの、そもそもテレビは殆ど見ないので、前から気になっていたSONYのとある製品を試してみたかったというのが本音だったりする。

それは、nasne(ナスネ)。





この製品、正直かなりマニア向けだと思う。
機能としては単にチューナーが付いたハードディスクレコーダー兼NASなのだが、分かりづらいのは、この製品にはリモコンもボタンも付いておらず、単体では出力指示が出来ない。
そのため、ホームネットワークに接続した上で、VAIOやXperia Tabletといった機器からアクセスしなければ何も出来ず、かつ対応機器はソニー縛りが厳しい。

さらにVAIOはWindows7がプリインストールされた以降のモデルのみという縛りがあるため、今家にある3代のVAIOは全て対象外モデルで、アクセスするためのソフトウェアであるVAIO TV with nasne[トレードマーク]のインストールすら出来ないという徹底ぶり。
(本来はPS3用の周辺機器で、それなら楽に繋がるそうだけど、PS3持ってないし・・・じゃあ買うな?笑)

それでもネットで調べてみるとiPadでライブチューナー機能を使ってテレビ視聴が出来るような報告もあったため、思い切って導入してみた。

ホームネットワークからの認識は何の問題なく出来たが、iPadから録画予約はできてもテレビストリーミングが出来ず設定に苦慮したが、最終的にはTwonky Beamというアプリからテレビを見ることが可能になった。
現時点でiPadから地デジやCSを視聴する方法はかなり限られているが、実現してみると家中どこでもテレビが見れるというのは、中々快適。
ちなみに、PCから見るためにはDLNAとDTCP-IPに対応した再生ソフトが必要でWindows Media Playerでは視聴が出来ないため、まずはiPadと来月購入予定のXperia Zで試してみようかと。

続いて、そもそも見たい番組がないという課題を解決するために(完全に課題解決プロセスが逆転しているが・・・)、スカパーのお試し16日間に申し込んでみた。
親子共々ドキュメンタリー系の番組は好きなので、これでナショナルジオグラフィックとAnimal Planetが見れるようになり、休日の夕方が充実した感じ。

使いこなせば使い方色々な一方で、素人お断り的な癖のある商品を出すソニーの、こんな一面も好きだわ。
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